出願番号 |
特願2006-223907 |
出願日 |
2006/8/21 |
出願人 |
独立行政法人物質・材料研究機構 |
公開番号 |
特開2008-045079 |
公開日 |
2008/2/28 |
登録番号 |
特許第5110499号 |
特許権者 |
国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
発明の名称 |
蛍光体の製造方法 |
技術分野 |
無機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
蛍光表示管(VFD)、フィールドエミッションディスプレイ(FED)、プラズマディスプレイパネル(PDP)、陰極線管(CRT)、白色発光ダイオード(LED) |
目的 |
酸化物原料を用いて、光学用途に適した窒化物または酸窒化物を製造する方法の提供。 |
効果 |
本技術の製造方法により得られる蛍光体は、従来の材料より高純度であり、蛍光体として適している。このような蛍光体は、VFD、FED、PDP、CRT、白色LEDなどにおいて好適であり、産業の発展に大いに寄与することが期待される。 |
技術概要 |
この技術では、Alと、Oと、Rの元素とを含み、必要に応じてNの元素を含む前駆体化合物に対して、還元窒化雰囲気中で加熱処理を施し、前駆体中の酸素含有量を減少させるとともに窒素含有量を増加させることによって、蛍光体粉末を合成する。ここで、Alの元素は、光学用途のAlN無機結晶を構成する金属元素である。Rの元素は発光中心として働く金属元素であり、元素の種類によって励起特性や発光色が異なるので、用途により適するR元素を選定するとよい。前駆体を構成する元素のうち、RとAlの多くは焼成中に揮散することなく反応物中に残留する。一方、Oの一部は焼成中に雰囲気ガスと反応して反応物の外に取り除かれ、替わりに反応ガスからNが反応物中に導入される。このようにして、前駆体化合物からRとAlとOとN、またはRとAlとNからなる無機結晶が合成される。RとしてMnを含むもの、例えばMnが固溶したAlN結晶は、紫外線または電子線で励起されて赤色を発光する蛍光体となる。特に、電子線で高輝度に発光するので、CRTやFEDなどの電子線励起の画像表示装置の用途に適している。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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