蛍光体を用いた発光器具

開放特許情報番号
L2009002197
開放特許情報登録日
2009/3/27
最新更新日
2015/10/6

基本情報

出願番号 特願2008-125446
出願日 2008/5/13
出願人 独立行政法人物質・材料研究機構
公開番号 特開2008-263209
公開日 2008/10/30
登録番号 特許第5229878号
特許権者 国立研究開発法人物質・材料研究機構
発明の名称 蛍光体を用いた発光器具
技術分野 電気・電子、情報・通信
機能 材料・素材の製造、その他
適用製品 表示装置、蛍光表示管、プラズマディスレイ、LED
目的 この発明は、AlN結晶またはAlN固溶体結晶を母体結晶とする蛍光体の用途に関するもので、400nm〜700nmの範囲で波長ピークを持つ光を発生する特性を利用した照明器具および画像表示装置を提供する。
効果 この発明の照明器具は、蛍光体が、AlN結晶またはAlN固溶体結晶を主成分として含有していることにより、従来のサイアロンや酸窒化物蛍光体と比べて400nm〜700nmの波長領域での発光強度が高く、中でもEuを付活したものは青色や緑色の蛍光体として、Mnを付活したものは赤色蛍光体として優れている。
技術概要
従来から使用されている蛍光体は、励起源に曝されると蛍光体の輝度が低下すると言う欠陥を有しており、輝度低下のない蛍光体が求められていた。この発明は、AlN結晶またはAlN固溶体結晶を母体結晶とするもので、LED照明器具やプラズマディスプレイに使用される。この発明の蛍光体の製造方法は、窒化ケイ素粉末を6.389重量%、窒化アルミニウム粉末を91.206重量%、酸化ユーロピュウム粉末を2.405重量%となる様に秤り、窒化ホウ素製るつぼに入れる。るつぼは、黒鉛抵抗加熱方式の電気炉にセットし、一旦、拡散ポンプで真空にした後窒素ガスを導入して1MPaとし、2000℃で2時間加熱した。この条件で焼成した蛍光体は、ウルツ型AlN構造の結晶を生成している。この結晶の蛍光特性は、327nmに励起スペクトルのピークがあり、327nmの励起による発光スペクトルにおいて、472nmの青色光にピークがあることが確認された。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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