蛍光体と発光器具

開放特許情報番号
L2009002186
開放特許情報登録日
2009/3/27
最新更新日
2015/10/6

基本情報

出願番号 特願2007-185994
出願日 2007/7/17
出願人 独立行政法人物質・材料研究機構
公開番号 特開2009-024038
公開日 2009/2/5
登録番号 特許第5071709号
特許権者 国立研究開発法人物質・材料研究機構
発明の名称 蛍光体と発光器具
技術分野 電気・電子、情報・通信
機能 材料・素材の製造、その他
適用製品 表示装置、LED
目的 この発明は、Ba↓3Si↓6O↓9N↓4と同一結晶構造を持つ蛍光体を用いて、150nm以上480nm以下の波長ピークを持つ光を発生する特性を利用した照明器具及び画像表示装置等を提供する。
効果 この発明の方法によれば、発光中心となる金属イオンが固溶したBa↓3Si↓6O↓9N↓4と同一結晶構造を持つ無物質を主成分として含有していることにより、従来のサイアロンや酸窒化物蛍光体と比べて発光強度が高く、白色LEDの用途の緑色蛍光体として優れている。励起源に曝された場合でも、この蛍光体は、輝度が低下し難い。さらに、電子線で効率よく発光するため、蛍光表示管(VFD),フィールドエミッションディスプレイ(FEDまたはSED)、陰極線管(CRT)などに使用するのに有用な蛍光体である。
技術概要
従来の酸窒化物をホストとする蛍光体は、絶縁物質であり、電子線を照射しても、発光強度は低くFEDなどの電子線励起の画像表示装置で使用中に劣化して発光強度が低下する恐れがあった。この発明は、Ba↓3Si↓6O↓9N↓4と同一結晶構造を持つ蛍光体を製造するものある。最初、原料粉末として窒化ケイ素粉末、炭酸バリウム粉末、二酸化ケイ素粉末、過酸化ユーロピウム粉末を所定の重量で混合し、窒化ホウ素製ボートに入れ焼成する。この例では、各成分の混合比は、(Ba↓1↓−↓xEu↓x)↓3Si↓6O↓9N↓4の混合組成比率に対してx=0.005として算出した条件で作成したものである。焼成炉の炉芯管にボートを設置し、窒素−水素の混合ガスを毎分0.01リットル流しながら1,350℃で3時間保持する。この様にして得られた粉末に波長365nmの光を発するランプで照射した結果、緑色に発光することが確認された。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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