レドックスたんぱく質を非共有結合で結合させ機能化した生体反応性カーボンナノチューブ及びその製法

開放特許情報番号
L2009002166
開放特許情報登録日
2009/3/27
最新更新日
2015/10/6

基本情報

出願番号 特願2007-103464
出願日 2007/4/11
出願人 独立行政法人物質・材料研究機構
公開番号 特開2008-261680
公開日 2008/10/30
登録番号 特許第4953072号
特許権者 国立研究開発法人物質・材料研究機構
発明の名称 レドックスたんぱく質を非共有結合で結合させ機能化した生体反応性カーボンナノチューブ
技術分野 無機材料、食品・バイオ、生活・文化
機能 材料・素材の製造、検査・検出、安全・福祉対策
適用製品 生体反応性カーボンナノチューブ、電気化学的バイオセンサー、グルコースセンサー
目的 これまで、非共有結合によってカーボンナノチューブを機能化する仕事は、電気的バイオセンサーに向けていくつかなされてきたが、電気化学的バイオセンサーに向けての努力はなされていない。この技術は、レドックスたんぱく質を、ポリマー結合材を使用することなく、非共有結合で結合させ機能化した生体反応性カーボンナノチューブ及びその製造方法を提供する。
効果 レドックスたんぱく質を非共有結合で結合させ機能化した生体反応性カーボンナノチューブは、バイオセンサーを容易に構築する場合の入り口となる。これらは、例えば、電気化学的バイオセンサー(例えば、グルコースセンサー)として用いることができる。
技術概要
この技術は、ポリマー結合材を使用することなく、レドックスたんぱく質を非共有結合で結合させ機能化した生体反応性カーボンナノチューブ(すなわち、カーボンナノチューブ/レドックスたんぱく質のハイブリッド)に関する。その製造方法は、次の工程を経て製造できる。(i) カーボンナノチューブを濃硝酸中で、高温条件下に酸化する;(ii) 得られた酸化型カーボンナノチューブを精製水に分散させ、所定濃度にする;(iii) レドックスたんぱく質を所定濃度に加え、混合する;そして、(iv) 得られた生体反応性カーボンナノチューブ(固体)を分離する。ここで、カーボンナノチューブは、好ましくは二層カーボンナノチューブ又は多層カーボンナノチューブである。レドックスたんぱく質として、基本的に種々のオキシダーゼ、パーオキシダーゼ、デヒドロゲナーゼ及びレダクターゼが使える。中でも、グルコース・オキシダーゼが最も好ましく用いられる。工程(i)は70℃ないしは90℃の範囲で12〜36時間行われる。工程(ii)の酸化型CNTの濃度は、0.1−1.0mg/mLで、工程(iii)のレドックスたんぱく質濃度は0.04−0.4mg/mLである。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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