出願番号 |
特願2006-188454 |
出願日 |
2006/7/7 |
出願人 |
国立大学法人 鹿児島大学 |
公開番号 |
特開2008-013521 |
公開日 |
2008/1/24 |
登録番号 |
特許第4830109号 |
特許権者 |
国立大学法人 鹿児島大学 |
発明の名称 |
鶏の暑熱ストレス又は熱死の抑制 |
技術分野 |
食品・バイオ |
機能 |
食品・飲料の製造 |
適用製品 |
鶏の暑熱ストレス又は熱死の抑制 |
目的 |
夏期にはブロイラー、採卵鶏の熱死が頻発している。現在は、実用的、効果的な対処法がなく、熱死により一農場で飼育される数万羽のほとんどが死亡するので経済的損失は極めて大きい。現在のところ、ブロイラーの熱死に対して特に効果的な技術はなく、暑熱の厳しいときには鶏舎の屋根に水を散布することなどが行われている。抑制する技術として、キノン類の投与、グリシンを含有する飼料組成物を投与するといった提案がある。この技術は、新しい方法として、ホルモン類の投与による鶏の暑熱ストレス又は熱死の抑制方法を提案する。 |
効果 |
この活性成分を用いることにより、暑熱適応率(体温変化)は、劇的に改善された。肝臓、心臓重量には、この活性成分の投与による有意な変化はなかった。この活性成分は、暑熱ストレス時のエネルギー産生において重要な役割を果たしていることが明らかになった。 |
技術概要
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この技術による鶏の暑熱ストレス又は熱死を抑制する方法は、副腎髄質ホルモン及びそのアナログ又はアゴニストから選ばれる活性成分を鶏に投与する飼育方法である。副腎髄質ホルモンとしてはノルエピネフリン及びエピネフリンがあり、これ等単独又は組み合わせて用いる。副腎髄質ホルモンのアナログとは、式:Ar−CH(X)−C(R↑1)(R↑4)−N(R↑2)(R↑3)(式中、Arは1以上の水酸基で置換されていてもよいフェニル基で、R↑1は水素原子、C↓1↓−↓6アルキル基、カルボキシル基、1以上の水酸基で置換されていてもよいフェニル基を表し、R↑2及びR↑3は、水素原子、C↓1↓−↓6アルキル基を表し、R↑4は水素原子又はカルボキシル基を表し、Xは水素原子又は水酸基を表す。)で示される化合物又は塩もしくはエステルが挙げられ、具体的には、3,4−ジヒドロキシフェニルセリン、エフェドリン、フェニレフリン、エチレフリン、ドパミン、チラミン等である。アゴニストとは、アドレナリン作動薬をいい、クロニジン、オキシメタゾン等である。投与方法はいろいろで、限定されないが、これ等抑制剤を有効成分として含有する鶏用飼料とし飼育できる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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