出願番号 |
特願2005-072074 |
出願日 |
2005/3/14 |
出願人 |
国立大学法人 鹿児島大学 |
公開番号 |
特開2006-246858 |
公開日 |
2006/9/21 |
登録番号 |
特許第4714860号 |
特許権者 |
国立大学法人 鹿児島大学 |
発明の名称 |
植物育成用炭化物ボードの製法 |
技術分野 |
食品・バイオ、化学・薬品、無機材料 |
機能 |
食品・飲料の製造、材料・素材の製造、環境・リサイクル対策 |
適用製品 |
植物育成用炭化物ボード、家畜排泄物を主体とする廃棄物の資源化 |
目的 |
未利用植物バイオマスを乾式メタン発酵した残渣物を炭化し、その炭化物を成型体に成型し、その成型体を、建築資材、調湿資材、浄化資材、土壌改良資材などの資源とする提案、或いは、スラリー状の家畜糞尿を、古紙、生ごみ、木質系廃棄物などと混和してメタン発酵させ、その残渣物を炭化し、肥料乃至土壌改良剤として資源化する提案等があるが、家畜排泄物を主体とする廃棄物を出発原料として植物育成用炭化物ボードを製造する植物育成用炭化物ボードの製法は、提案されていない。この技術は、かかる植物育成用炭化物ボードを提案する。 |
効果 |
この植物育成用炭化物ボードの製法によれば、家畜排泄物を主体とする廃棄物の資源化乃至資材化を実現する。地域によっては豚の糞尿が大量に排泄されるが、それを効果的に解決することができる。乾式メタン発酵による熱エネルギーを残渣物の炭化に必要な熱エネルギー源としても有効に利用することができる。 |
技術概要 |
この植物育成用炭化物ボードの製法は、家畜排泄物を主体とする廃棄物を乾式メタン発酵槽内で乾式メタン発酵させる。それによって、乾式メタン発酵槽内に残渣物を残渣させる。その残渣物を、炭化装置を用いて400℃〜800℃の温度で顆粒状乃至鱗片状の炭化物に炭化する。その炭化物を、それに粒状の木炭と植物由来の古紙の繊維状化物とを、炭化物4〜6重量部、木炭2〜4重量部、古紙の繊維状化物1〜3重量部の割合で混和する。そして、圧縮成型機を用いて、10mm〜20mm(3.1Kg/cm↑2〜6.3Kg/cm↑2)の硬度を有するボードに圧縮成型する。必要に応じ、圧縮成型によって得られたボードを90℃〜120℃の温度で乾燥し、その乾燥されたボードを、植物育成用炭化物ボードとする。 この場合、家畜排泄物を主体とする廃棄物は、実質的に家畜排泄物だけからなる場合ばかりでなく、家畜排泄物に、植物由来の家畜敷き材、家畜餌屑などが、家畜排泄物が主体であることを崩さない範囲の量で混和されていてもよい。好ましくは、豚の糞尿である。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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