出願番号 |
特願2007-058585 |
出願日 |
2007/3/8 |
出願人 |
国立大学法人 千葉大学 |
公開番号 |
特開2008-221037 |
公開日 |
2008/9/25 |
登録番号 |
特許第5401666号 |
特許権者 |
国立大学法人 千葉大学 |
発明の名称 |
窒素固定化材料及びその製造方法並びに窒素固定化方法 |
技術分野 |
有機材料、無機材料、電気・電子 |
機能 |
材料・素材の製造、環境・リサイクル対策 |
適用製品 |
簡便な操作で得られ、空気中の窒素ガスを化石燃料を消費することなく太陽エネルギーの力だけで、しかも常温常圧下でアンモニウム塩及びアンモニアへとこれまで以上の効率で固定化できる。 |
目的 |
より窒素固定収率の高い窒素固定化材料及びその製造方法、更にはこれを用いた窒素固定化方法を提供する。 |
効果 |
現存の人工窒素固定化法であるハーバーボッシュ法の代替法として期待され、固定化物の一つ(過塩素酸アンモニウム)は、現在スペースシャトルなどのロケット推進時に使用されている燃料であり、また陰イオンを硫酸イオンに代えたときの窒素固定化物は肥料(硫酸アンモニウム)となるので、エネルギー及び食糧問題を解決する技術の一つになるものと考えられる。 |
技術概要
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光触媒機能を有する無機酸化物半導体層と、無機酸化物半導体層上に形成され、溶媒に可溶又は分散可能でありかつ陰イオンを含む導電性ポリマー層と、を有する窒素固定化材料である。尚、導電性ポリマーは、式(1)[nは1以上の繰返し単位数を示す。A↑−は陰イオンを示す。XはN−H、S、O、Seのいずれかを示す。R↓m(m=1〜12)は、水素原子又は置換基を示し、互いに連結して環を形成してもよい]、式(2)若しくは式(3)で示される化合物又はそれら誘導体の少なくともいずれかを含む。また、水分及び窒素ガスを含む雰囲気下において、光触媒機能を有する無機酸化物半導体上に、溶媒に可溶化又は分散可能でありかつ陰イオンを含む導電性ポリマーをコーティングすることにより、窒素固定化材料を製造する。更に、複合化空中窒素固定化材料を、水分及び窒素を含む雰囲気中に配置し、複合化空中窒素固定化材料に光照射を行うことにより、窒素を固定化する。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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