抗8−チオアルコキシグアノシンー3’,5’−サイクリック1リン酸抗体

開放特許情報番号
L2009001514
開放特許情報登録日
2009/3/14
最新更新日
2013/7/19

基本情報

出願番号 特願2007-015728
出願日 2007/1/26
出願人 国立大学法人 熊本大学
公開番号 特開2008-179579
公開日 2008/8/7
登録番号 特許第5261708号
特許権者 国立大学法人 熊本大学
発明の名称 抗8−チオアルコキシグアノシン−3’,5’−サイクリック1リン酸抗体
技術分野 化学・薬品
機能 材料・素材の製造
適用製品 細胞生物学分野、基礎医学分野、解析試薬、NOの代謝異常が関連する疾患の診断薬。
目的 8−チオアルコキシグアノシンー3’,5’−サイクリック1リン酸(S−グアニル化構造)を特異的に認識する抗体の提供。さらに、この構造を特異的に認識する抗体を作製することにより、生体試料中に生成したS−グアニル化構造を、免疫学的手法(免疫染色やELISA法)によって簡便に分析する方法の提供。
効果 これまでその生体内生成が不明であった8−チオアルコキシグアノシンー3’5’−サイクリック1リン酸構造の生成が、簡便に解析できるようになる。さらに、この抗体を用いて、細胞内におけるS−グアニル化の役割を解析し、多彩なNOの生理作用を解明することが可能になる。
技術概要
 
この技術は、有機合成した8−nitro−cGMPを、還元剤にて変性させたウシ血清アルブミンのSH基に反応させて、分子内に8−チオアルコキシグアノシン−3’5’−サイクリック1リン酸構造を導入した。次に、これを免疫原として、ウサギおよびマウスに接種した。採血し得られた血清を、まず変性ウシ血清アルブミン結合カラムにて、非特異的な抗体成分を除去した後、プロテインAカラムを用いて、イムノグロブリンG分画を精製した。競合ELISA法により、本抗体は、8−チオアルコキシグアノシンー3’,5’−サイクリック1リン酸構造に特異的に反応することを確認した。また、本抗体は、Western blot法ならびに免疫細胞化学法に応用可能であることを確認した。この技術はこれらの知見に基づいて完成したものである。即ち、8−チオアルコキシグアノシンー3’,5’−サイクリック1リン酸を特異的に認識する抗体である。
リサーチツールの分類 生体関連物質
有体物情報 抗体
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
対価条件(一時金) 【要】交渉による
特許権実施許諾 【可】
対価条件(一時金) 【要】交渉による
対価条件(ランニング) 【要】交渉による

登録者情報

登録者名称 国立大学法人熊本大学

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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