出願番号 |
特願2007-015728 |
出願日 |
2007/1/26 |
出願人 |
国立大学法人 熊本大学 |
公開番号 |
特開2008-179579 |
公開日 |
2008/8/7 |
登録番号 |
特許第5261708号 |
特許権者 |
国立大学法人 熊本大学 |
発明の名称 |
抗8−チオアルコキシグアノシン−3’,5’−サイクリック1リン酸抗体 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
細胞生物学分野、基礎医学分野、解析試薬、NOの代謝異常が関連する疾患の診断薬。 |
目的 |
8−チオアルコキシグアノシンー3’,5’−サイクリック1リン酸(S−グアニル化構造)を特異的に認識する抗体の提供。さらに、この構造を特異的に認識する抗体を作製することにより、生体試料中に生成したS−グアニル化構造を、免疫学的手法(免疫染色やELISA法)によって簡便に分析する方法の提供。 |
効果 |
これまでその生体内生成が不明であった8−チオアルコキシグアノシンー3’5’−サイクリック1リン酸構造の生成が、簡便に解析できるようになる。さらに、この抗体を用いて、細胞内におけるS−グアニル化の役割を解析し、多彩なNOの生理作用を解明することが可能になる。 |
技術概要 |
この技術は、有機合成した8−nitro−cGMPを、還元剤にて変性させたウシ血清アルブミンのSH基に反応させて、分子内に8−チオアルコキシグアノシン−3’5’−サイクリック1リン酸構造を導入した。次に、これを免疫原として、ウサギおよびマウスに接種した。採血し得られた血清を、まず変性ウシ血清アルブミン結合カラムにて、非特異的な抗体成分を除去した後、プロテインAカラムを用いて、イムノグロブリンG分画を精製した。競合ELISA法により、本抗体は、8−チオアルコキシグアノシンー3’,5’−サイクリック1リン酸構造に特異的に反応することを確認した。また、本抗体は、Western blot法ならびに免疫細胞化学法に応用可能であることを確認した。この技術はこれらの知見に基づいて完成したものである。即ち、8−チオアルコキシグアノシンー3’,5’−サイクリック1リン酸を特異的に認識する抗体である。 |
リサーチツールの分類 |
生体関連物質 |
有体物情報 |
抗体 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
|
特許権実施許諾 |
【可】
対価条件(一時金) |
【要】交渉による |
対価条件(ランニング) |
【要】交渉による |
|