部位特異的にタンパク質にチロシンアナログを導入する方法

開放特許情報番号
L2009001473
開放特許情報登録日
2009/3/14
最新更新日
2020/11/26

基本情報

出願番号 特願2007-521381
出願日 2006/6/14
出願人 国立大学法人岐阜大学
公開番号 WO2006/135096
公開日 2006/12/21
登録番号 特許第4654449号
特許権者 国立大学法人東海国立大学機構
発明の名称 部位特異的にタンパク質にチロシンアナログを導入する方法
技術分野 化学・薬品
機能 材料・素材の製造
適用製品 天然アミノ酸、非天然アミノ酸、非天然アミノ酸含有タンパク質、遺伝子の特定部位のコドン
目的 目的の遺伝子に変異を導入することなく、アンバーコドン等ストップコドン以外の、アミノ酸をコードするコドンにチロシンアナログを含む変異タンパク質の製造方法の提供。
効果 変異アミノ酸を導入しようとするタンパク質をコードする遺伝子を変異させる必要なく、確実にコドン特異的に変異アミノ酸を入れた非天然アミノ酸蛋白質を効率的に製造できるようになった。
技術概要
この技術は、既に発明者らが見出している非天然アミノ酸(チロシンアナログ)をサプレッサーコドン特異的に導入する技術を開発しているので、これを利用することにより、つぎのような解決手段を見出した。たとえば、大腸菌細胞抽出液によるタンパク質合成系においては、(イ)酵母由来のチロシンtRNA(tRNA↑(Tyr))に変異を導入し、AGY用(アンチコドンACU又はGCU)に改変し(改変型tRNA↑(Tyr)と呼ぶ)、(ロ)酵母由来のチロシルtRNA合成酵素の変異体(TyrRS変異体とも呼ぶ)を調製し、(ハ)大腸菌細胞抽出液によるタンパク質合成系から全種類tRNAを選択的に分離し、全種類tRNA混合物からAGU用のtRNAのみを除去し、AGU用tRNA以外を再度タンパク質合成系に戻した無細胞タンパク質合成系を調製する。上記改変型tRNA↑(Tyr)及びTyrRS変異体を用いて、AGU用tRNAを除いた大腸菌由来の無細胞タンパク質合成系により、チロシンアナログの存在下、鋳型DNAより非天然アミノ酸含有タンパク質を合成できる。
リサーチツールの分類 方法・プロセス
有体物情報 タンパク質関連
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】
実施権条件 許諾後3年間実施しない場合第3者へアプローチ可
対価条件(一時金) 【要】正味売り上げの一定料率
対価条件(ランニング) 【要】正味売り上げの一定料率

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【有】
国外 【無】   
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