後作植物判定方法および植物の連続栽培方法

開放特許情報番号
L2009001258
開放特許情報登録日
2009/3/6
最新更新日
2009/3/6

基本情報

出願番号 特願2003-423798
出願日 2003/12/19
出願人 国立大学法人島根大学
公開番号 特開2005-176748
公開日 2005/7/7
登録番号 特許第4238320号
特許権者 国立大学法人島根大学
発明の名称 後作植物判定方法および植物の連続栽培方法
技術分野 食品・バイオ
機能 食品・飲料の製造
適用製品 後作植物判定および植物の連続栽培システム
目的 アレロパシー物質を放出する可能性のある植物の後作に適した植物を、短期間で簡易に選定することのできる後作植物判定方法を提供する。
効果 この方法は、水耕栽培によって候補植物を栽培するので、植物の生育が早く、しかも均一な生育環境を小規模な栽培面積で構築することができ、アレロパシー物質を放出する可能性のある植物の後作に適した植物を、短期間で簡易に選定することができる。後作に適した植物を選定できるとともに、後作を行う際に土壌或いは培養液に活性炭を添加して、アレロパシー物質によって生育を抑制されることなく後作に適するようになる植物を選定することができるので、後作に用いることのできる植物の種類を広げることが可能となる。
技術概要
 
アレロパシー物質を放出する可能性のある植物の後作に適した植物を選定するための後作植物判定方法である。アレロパシー物質を放出する可能性のある植物を水耕栽培する植物栽培工程と、植物栽培工程で水耕栽培した後の培養液を採取する培養液採取工程と、培養液採取工程で採取した培養液の養分濃度を未使用の培養液の養分濃度と同じになるよう調整し、判定用培養液を生成する判定用培養液生成工程と、後作に用いる植物の候補とする候補植物を、判定用培養液と未使用の培養液とを用いて水耕栽培する候補植物栽培工程と、未使用の培養液で水耕栽培した候補植物の生育状態と判定用培養液で水耕栽培した候補植物の生育状態とを比較し、候補植物が後作に適した植物かどうかを判定する候補植物判定工程と、を含んだ後作植物判定方法である。この後作植物判定方法を適用した植物の連続栽培方法であって、植物栽培工程で水耕栽培された植物を前作に用い、候補植物判定工程で後作に適していると判定された植物を後作に用いる。後作に用いる土壌または培養液へ活性炭を添加する。前作をアスパラガスの品種ウェルカムとし、後作を、キュウリの品種夏すずみ、キュウリの品種南極1号等のうちのいずれかとする。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【 】
改善効果1 後作に適した植物を短時間で簡易な方法を用いて予め選定し、相性の良い植物を組み合わせた連続栽培が可能となるので、後作に用いる植物の生育が抑制されることはなく、アレロパシー物質を放出する可能性のある植物を用いた輪作または連作の生産効率を向上させる植物の連続栽培方法を提供することが可能となる。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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