出願番号 |
特願2010-500709 |
出願日 |
2009/2/25 |
出願人 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
WO2009/107647 |
公開日 |
2009/9/3 |
登録番号 |
特許第5339302号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
金属の回収方法 |
技術分野 |
化学・薬品、金属材料 |
機能 |
材料・素材の製造、環境・リサイクル対策 |
適用製品 |
金属成分を効率的に回収する方法、貴金属、希少金属 |
目的 |
貴金属・希少金属等の金属を含む材料(廃棄材料)を直接、湿式法や乾式法で処理するのではなくて、いったん、廃棄材料中に含有される貴金属や希少金属等の金属のみを、他の材料に濃縮的に吸収させることにより、これらの材料に含まれる金属を効率的に吸蔵・回収する方法の提供。 |
効果 |
この技術の貴金属・希少金属等の金属の回収方法は、まず、これらの金属を含有する廃棄材料等を安全で簡便な所定の複合酸化物と共に単に加熱するだけで、それに含まれる貴金属や希少金属を気相を介して効率よく複合酸化物に吸蔵することができる。しかも材料と貴金属や希少金属を吸蔵した複合酸化物は分離しやすい形態となっているので、加熱後の両者の分離や材料の再利用が容易となる。 |
技術概要 |
この技術では、金属を含有する材料中の金属成分を吸蔵する材料であって、ABH↓aO↓(3−b)のペロブスカイト型複合酸化物を含む金属吸蔵材を提供する。(式中、Aは、ランタノイド元素及び周期表2族の元素からなる群から選ばれた少なくとも一種の元素であり、Bは、周期表3族の元素、周期表4族の元素、周期表13族の元素、及び元素周期表の第4周期の遷移金属元素からなる群から選ばれた少なくとも一種の元素である。また、a及びbの各記号は、水素及び酸素空孔の量であり、0≦a≦1.0、0≦b≦0.5の範囲の数値を示す)ペロブスカイト型複合酸化物はt=(r↓A+r↓O)/(2↑(1/2)・(r↓B+r↓O))(式中、r↓AはAのイオン半径の相加平均、r↓BはBのイオン半径の相加平均、r↓Oは酸化物イオン(O↑(2−))のイオン半径(1.40Å)である)で定義されるトレランスファクター(t)が0.75〜1.15の範囲内にあるものとする。また、金属を含有する材料が、固相状態にあるものであることが好ましい。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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