低カリウムホウレンソウおよびその栽培方法

開放特許情報番号
L2009000705
開放特許情報登録日
2009/2/13
最新更新日
2014/5/16

基本情報

出願番号 特願2006-243575
出願日 2006/9/8
出願人 公立大学法人秋田県立大学
公開番号 特開2008-061587
公開日 2008/3/21
登録番号 特許第4792587号
特許権者 公立大学法人秋田県立大学
発明の名称 低カリウムホウレンソウおよびその栽培方法
技術分野 食品・バイオ
機能 食品・飲料の製造
適用製品 低カリウムホウレンソウ
目的 栽培段階においてカリウム施肥量を調節することで、葉菜類の可食部の生育に影響を与えることなく、葉菜類の可食部のカリウム含有量を減少させる栽培方法を提供する。
効果 カリウム含有量の少ない葉菜類を栽培することで、腎臓病透析患者の食生活の改善に大いに貢献する。
技術概要
 
カリウム欠乏障害を起こすことなく、可食部の生長を維持しつつ、収穫時カリウム含有量を、従来の栽培方法で栽培したものの1/3から1/4である新鮮重1gあたり2300μgから1800μgに抑えたホウレンソウの栽培方法である。水耕栽培法を用いてホウレンソウを栽培する。栽培期間5週間のうち、最初の2−3週間は水耕液中のカリウム含有量を減らさずKNO↓3を加えて栽培し、その後、水耕液中のカリウム要素であるKNO↓3の代わりに同濃度のHNO↓3またはNaNO↓3を加える。栽培期間を通して水耕液のpHを、NaOHを用いて6.0−6.5に調節することによりホウレンソウを栽培する方法である。ホウレンソウの生育を維持しつつ効率的に収穫時のカリウム含有量を減らすために、栽培期間5週間のうち、最初の3週間は水耕液中のカリウム含有量を減らさずKNO↓3を加えて栽培し、4週目以降KNO↓3の代わりに同濃度のHNO↓3を加え水耕液中のカリウム含有量を減らすことにより、カリウム含有量を従来の栽培方法で栽培したものの1/3から1/4に抑えたホウレンソウを栽培する方法である。
実施実績 【無】   
許諾実績 【有】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】
実施権条件 要相談

アピール情報

導入メリット 【改善】
改善効果1 収穫時における可食部の単位新鮮重あたりのカリウム含有量が従来の栽培方法で栽培したものの1/3から1/4である新鮮重1gあたり2300μgから1800μgに減少できることにより、腎臓病透析患者であっても従来より多くの葉菜類の摂取が可能になり、また生食できることで栄養分を効率的に摂取することが可能になる。

登録者情報

事業化情報

事業化条件
必要設備 【有】水耕栽培用設備
質的条件
事業化実績 【有】 

その他の情報

その他の提供特許
登録番号1 特願2009−189373
登録番号2 特願2012−016589
関連特許
国内 【有】
国外 【無】   
試作品評価 【可】
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