目的
コストが安く、環境に配慮した合成樹脂のプラスチックに代わる新規な材料の提供。
効果
本技術によれば、植物繊維をフィブリル化し、このフィブリル化繊維を水とともに攪拌し、この攪拌物を乾燥させるという簡単な方法で、硬化物を得ることができる。その結果、硬化物を得るために、熱可塑性樹脂などの硬化用の材料を不要とすることができるため、コストを削減できる。
技術概要
この技術では、複数のローラーカードによって目付け150〜180g/m↑2の薄綿帯を作成した後、エンボス加工してペーパ状の綿帯とする。これをシュレッダーで縦横処理して、一辺が3〜4mmの角形の切片を作成する。この材料を上下二段構造の円板形状からなるマスコロイダーに供給し、綿繊維をフィブリル化する。ここで、フィブリル化とは、綿繊維を縦方向に切り裂いて短繊維にすることを意味する。次に、フィブリル化繊維がペースト化物内に概ね均一に分布した状態となるまで攪拌作業を行う。次に、このペースト化物を型枠内に充填し、ヘラで表面を均した後、このペースト化物入りの型枠を乾燥機の乾燥部に送り込む。乾燥温度は、65℃〜75℃に設定するのが好ましい。乾燥部内に送り込まれたペースト化物は、徐々に水分を失って収縮しながら硬化し植物繊維由来の硬化物が生成される。