粒子線照射システム、並びに、これに用いるコンピュータプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

開放特許情報番号
L2009000221
開放特許情報登録日
2009/1/16
最新更新日
2016/10/18

基本情報

出願番号 特願2006-343489
出願日 2006/12/20
出願人 独立行政法人放射線医学総合研究所
公開番号 特開2008-154627
公開日 2008/7/10
登録番号 特許第5126770号
特許権者 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
発明の名称 粒子線照射システム、並びに、これに用いるコンピュータプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
技術分野 生活・文化、電気・電子、情報・通信
機能 安全・福祉対策、制御・ソフトウェア
適用製品 放射線医療機器
目的 この発明は、照射時間を短縮し、照射対象に対する時間の負荷を軽減させ、照射精度を向上させた粒子線照射システムを提供する。
効果 この発明の粒子線照射システムは、照射対象の周期変動の変位量が所定位相内にあるゲート期間に、各スキャン領域に対してスキャニング照射するようにしたので照射対象の周期変動と同期が取れ、スキャニング領域の断面の大きさに応じて荷電粒子ビームの強度を変調し、複数回スキャニング照射するようにしたので、短時間内に精度良く照射が完了できるようになった。
技術概要
従来、癌患者に対して放射線治療を行う場合、線量分布が平坦で均一になるようにスキャン回数を増やし、照射時間を長くする、またはビーム強度を弱くし、照射時間を長くする必要があった。この発明の粒子照射線システムは、加速器、輸送系、照射装置、ターゲット部、加速度強度変調装置、制御装置、患者の呼吸性変動監視装置から構成されている。この操作は図に示されるフローチャートに従って行われる。ステップS1は、呼吸性変動監視措置で患者の呼吸パターンを照射前または照射中に測定する。ステップS2は、ターゲット部を分割したスキャン領域の大きさに応じて荷電粒子ビームの強度を変調する。ステップS3は、呼吸パターンの変位量が所定閾値以下になるゲート期間を検出する。ステップS4は、ゲート期間Tをリスキャン回数Nで割った分割期間にスキャン領域に対してスキャニング照射する。ステップS5は、回数がリスキャニング回数Nに達したかどうかを判定する。ステップS6では、全てのスライスにリスキャニング照射が終了したことを確認し終了する。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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