出願番号 |
特願2006-343490 |
出願日 |
2006/12/20 |
出願人 |
独立行政法人放射線医学総合研究所 |
公開番号 |
特開2008-159284 |
公開日 |
2008/7/10 |
登録番号 |
特許第4742328号 |
特許権者 |
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 |
発明の名称 |
シンクロトロン加速器の制御方法、シンクロトロン加速器、並びに、シンクロトロン加速器を制御するためのコンピュータプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
技術分野 |
生活・文化、電気・電子、情報・通信 |
機能 |
安全・福祉対策、制御・ソフトウェア |
適用製品 |
放射線医療機器 |
目的 |
この発明は、様々な影響を受けて変化するビーム輸送系内でのビームのずれを簡易な設備により補正するシンクロトロン加速器の制御方法を提供する。 |
効果 |
この発明のシンクロトロン加速器は、一旦ビームを補正しておくと、その後ビームのずれが生じた場合に、ビーム輸送系内のステアリング電磁石等が無くても、加速器内の電磁石の調整のみで元の補正後の状態に復元することが出来るので、維持管理の手間やコストの軽減を図ることが出来る。また、ビーム輸送系内のステアリング電磁石等が不要になり、簡易な設備によりビームを補正することが出来る。 |
技術概要
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従来、癌治療のためシンクロトロン加速器から荷電粒子を放射すると、輸送系の各構成要素の寸法公差などにより荷電粒子ビームに若干のずれを生ずる問題があり、これを補正するためにステアリング電磁石、四極電磁石、ビーム位置モニタなどが必要とされていた。この発明の粒子線照射システムは、シンクロトロン加速器、ビーム輸送系、腫瘍部照射装置、ビームモニタ、ビーム制御装置、ビーム制御システムから構成されている。この装置で加速されたビームは、図で示される様に、この発明の加速器の軌道上のシンクロビーム軸A1とビーム取り出し位置Cで直交する平面P1と、シンクロビーム軸A1及び出射ビームの軸A2を含む平面P2との交線がなす軸A3方向のベータトロン振動数を、シンクロビーム軸A1上で調整することにより、出射ビームの軸A2方向へのずれを補正するようになされている。この補正制御は、ビームモニタの検出値から四極電磁石へのコイルに流す電流量を変え、電磁石間隙の磁場を制御することによって行われている。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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