出願番号 |
特願2007-065941 |
出願日 |
2007/3/15 |
出願人 |
独立行政法人放射線医学総合研究所 |
公開番号 |
特開2008-226740 |
公開日 |
2008/9/25 |
登録番号 |
特許第4873563号 |
特許権者 |
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 |
発明の名称 |
粒子加速器およびその運転方法、ならびに粒子線照射装置 |
技術分野 |
情報・通信、生活・文化 |
機能 |
制御・ソフトウェア、その他 |
適用製品 |
放射線医療機器 |
目的 |
この発明は、必要な照射量を得るための運転時間が短縮され、利用効率の向上、荷電粒子ビームの照射コストの低減に有効な粒子加速器およびその運転方法ならびにこの粒子加速器を備える粒子線照射治療装置を提供する。 |
効果 |
この発明の粒子線照射治療装置は、エネルギー値が異なる複数の荷電粒子ビームを取り出すことが出来る。このため次の運転サイクルを待つことなく、連続して異なるエネルギーの荷電粒子ビームを取り出すことが出来る。また従来、複数のエネルギーを得るために用いられていたバイナリフィルターの様なフィルターも必要なくビームの広がりの問題も解消されるものである。 |
技術概要
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従来、シンクロトロン加速器によって得られる粒子のエネルギーは、電磁石の磁場強度によって決まってしまうので、異なるエネルギーの加速粒子を得るためには運転サイクルを増加させるなどの複雑な工程を必要としていた。この発明の粒子線照射治療装置は、荷電粒子入射系、粒子加速器、ビーム輸送系、照射部から構成されている。荷電粒子入射系は、イオン源と加速部を備えており、イオン源ではヘリウム、炭素、窒素、酸素などを導入し、これをイオン化し、加速してシンクロトロンの粒子加速系に入射させる。粒子加速系は、偏向電磁石、収束四極電磁石、非収束電磁石、高周波加速空洞が円形に連結されており、ここで粒子の速度が加速され、粒子のエネルギーが順次増大され、図1のE1,E2,E3、E4の様に加速される。エネルギーがある所定の値に達したものはビーム輸送系に誘導され、ここで荷電粒子ビームが収束電磁石により収束され、照射部に送られる。照射部は、荷電粒子ビームを患者の患部に照射して癌治療などが行われる。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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