光反射材料

開放特許情報番号
L2009000145
開放特許情報登録日
2009/1/9
最新更新日
2015/9/25

基本情報

出願番号 特願2008-217614
出願日 2008/8/27
出願人 独立行政法人産業技術総合研究所
公開番号 特開2010-053200
公開日 2010/3/11
登録番号 特許第5283111号
特許権者 国立研究開発法人産業技術総合研究所
発明の名称 光反射材料
技術分野 無機材料
機能 材料・素材の製造、安全・福祉対策
適用製品 光反射材料
目的 太陽光の90%以上の反射性能、詳しくは紫外光90%以上、可視光95%以上、2100nmまでの近赤外光を80%以上反射する機能を有する遮紫外線効果、内部隠蔽効果、または遮熱効果を有する光反射材料から構成される、塗料、化粧料、フィルム、織編物、または不織布を提供する。
効果 家屋、ビル、工場や倉庫等の一般建築の塗料中の光反射剤として用いられ、太陽光の注ぎ込みに伴う室内温度上昇を抑制する遮熱塗料、および道路や自動車等の車体への遮熱コーティングに有用である。
技術概要
 
複数のマクロ細孔多孔構造を有し、酸化ケイ素系の殻から構成される中空粒子からなり、紫外から赤外光までの波長範囲の光を平均90%以上で反射する特徴を有する光反射材料である。UV−A領域及びUV−B領域の紫外光を90%以上反射する。可視光線を95%以上反射する特徴を有する。800nm〜2100nmまでの近赤外光を80%以上反射する特徴を有する。これらの光の遮熱効果を有する光反射材料である。これらの光反射材料を含む、紫外線遮蔽効果を有する遮熱塗料組成物である。これらの光反射材料を含む、紫外線遮蔽効果、または遮熱効果を有する化粧料である。これらの光反射材料を含む、紫外線遮蔽効果、内部隠蔽効果、または遮熱効果を有するフィルム、織編物、不織布である。マクロ細孔多孔構造は、中空粒子表面の複雑な構造をあらわし、50nm〜5μmの大きさの孔または穴を有する構造である。細孔多孔構造は、貫通していてもよく、貫通していなくてもよい。よって単なる窪みでも構わない。UV−Aは、320〜380nmの波長の紫外光、UV−Bは、280〜320nmの波長の紫外光である。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【 】
改善効果1 可視光の高い反射性能を用いて、外部から室内の様子を見えづらくする内部隠蔽性フィルムや、可視光の高反射材料、衣服や他の生活関連物の「透け」を防止するために用いることもできる。さらに紫外光を反射できるため、化粧品や他の分野でのUVカット関連商品への応用も可能で、その他、ディスプレイや照明等の光関連分野での利用にも有用である。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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