出願番号 |
特願2008-214744 |
出願日 |
2008/8/23 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2010-047543 |
公開日 |
2010/3/4 |
登録番号 |
特許第5376357号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
超臨界二酸化炭素流体によるHMFの水素化、開環による直鎖アルカンの製造方法 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
フルフラール誘導体化合物、直鎖アルカン |
目的 |
超臨界二酸化炭素流体中でフルフラール誘導体化合物(HMF)を水素化、開環反応させて、高効率で直鎖アルカンを製造する方法を提供する。 |
効果 |
多用な用途を有する重要中間体化合物(HMF)から、環境に穏和で低エネルギー消費型のプロセスで、高転換率、高選択率で、石油代替エネルギーとして利用可能な直鎖アルカンを合成することができる。 |
技術概要
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5−ヒドロキシメチルフルフラール(HMF)とアセトンとをアルドール縮合させ、得られたアルドール縮合生成物(I)を、超臨界二酸化炭素を反応溶媒として用いて、脱水/水素化することにより半水素化中間体化合物(II)又は開環させた直鎖アルカンを合成するアルカン製造方法である。アルドール縮合生成物(I)を、超臨界二酸化炭素を反応溶媒として用いて、Pd担持触媒により脱水/水素化する。触媒として、メソポーラスシリカ担持Pd触媒を用いる。直鎖アルカンは、C8−アルカン又はC9−アルカンである。アルドール縮合生成物(I)は、4−(5−(ヒドロキシメチル)フラン−2−イル)ブテ−3−エン−2−オンである。半水素化中間体化合物(II)は、図に示すスキーム(b)に示されるhalf−hydrogenated(HH)で示される構造を有する化合物である。水素の圧力を少なくとも4.0MPaにすることにより、高選択率で開環反応を促進させてアルカンを合成する。超臨界二酸化炭素の圧力を少なくとも14MPa、反応温度を少なくとも60℃、反応時間を、5〜40時間、にすることにより、高選択率でアルカンを合成する。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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