超臨界二酸化炭素流体によるHMFの水素化、開環による直鎖アルカンの製造方法

開放特許情報番号
L2009000140
開放特許情報登録日
2009/1/9
最新更新日
2015/9/25

基本情報

出願番号 特願2008-214744
出願日 2008/8/23
出願人 独立行政法人産業技術総合研究所
公開番号 特開2010-047543
公開日 2010/3/4
登録番号 特許第5376357号
特許権者 国立研究開発法人産業技術総合研究所
発明の名称 超臨界二酸化炭素流体によるHMFの水素化、開環による直鎖アルカンの製造方法
技術分野 化学・薬品
機能 材料・素材の製造
適用製品 フルフラール誘導体化合物、直鎖アルカン
目的 超臨界二酸化炭素流体中でフルフラール誘導体化合物(HMF)を水素化、開環反応させて、高効率で直鎖アルカンを製造する方法を提供する。
効果 多用な用途を有する重要中間体化合物(HMF)から、環境に穏和で低エネルギー消費型のプロセスで、高転換率、高選択率で、石油代替エネルギーとして利用可能な直鎖アルカンを合成することができる。
技術概要
5−ヒドロキシメチルフルフラール(HMF)とアセトンとをアルドール縮合させ、得られたアルドール縮合生成物(I)を、超臨界二酸化炭素を反応溶媒として用いて、脱水/水素化することにより半水素化中間体化合物(II)又は開環させた直鎖アルカンを合成するアルカン製造方法である。アルドール縮合生成物(I)を、超臨界二酸化炭素を反応溶媒として用いて、Pd担持触媒により脱水/水素化する。触媒として、メソポーラスシリカ担持Pd触媒を用いる。直鎖アルカンは、C8−アルカン又はC9−アルカンである。アルドール縮合生成物(I)は、4−(5−(ヒドロキシメチル)フラン−2−イル)ブテ−3−エン−2−オンである。半水素化中間体化合物(II)は、図に示すスキーム(b)に示されるhalf−hydrogenated(HH)で示される構造を有する化合物である。水素の圧力を少なくとも4.0MPaにすることにより、高選択率で開環反応を促進させてアルカンを合成する。超臨界二酸化炭素の圧力を少なくとも14MPa、反応温度を少なくとも60℃、反応時間を、5〜40時間、にすることにより、高選択率でアルカンを合成する。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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