出願番号 |
特願2007-112671 |
出願日 |
2007/4/23 |
出願人 |
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
公開番号 |
特開2008-266228 |
公開日 |
2008/11/6 |
登録番号 |
特許第5263859号 |
特許権者 |
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
発明の名称 |
バイオマスの糖化・回収方法 |
技術分野 |
化学・薬品、有機材料、無機材料 |
機能 |
材料・素材の製造、検査・検出、その他 |
適用製品 |
バイオマス(稲わら、籾殻、麦わら、コーンストーバ、バガス、単子葉植物茎葉、竹、芋、双子葉草本植物茎葉、広葉樹材、針葉樹材)の糖化・回収方法、多糖あるいはオリゴ糖用吸着剤、吸着剤を用いた糖分析用または糖分取用カラム、カラムを用いた糖の分析または分取方法 |
目的 |
セルロース、澱粉やキチンなどを含む原料を硫酸加水分解した際に生成する、硫酸可溶性オリゴ糖や多糖に対して適度な親和性をもつ不溶性素材を利用して硫酸と糖の分離を行い、また不溶性素材に吸着したオリゴ糖や多糖を希硫酸条件下で加水分解し、低分子オリゴ糖や単糖に変換して回収する方法を提供する。 |
効果 |
本発明によれば、バイオマス原料の硫酸処理後における糖質及び硫酸の効率的な回収ができる。また、先に希硫酸処理によってヘミセルロースなどを低分子化させた後に結晶性セルロースを含む画分を不溶物として分離し、この不溶物に対して65wt%以上の濃度の硫酸で処理を行い、糖液および硫酸を分離・回収することにより低分子オリゴ糖や単糖を得るための効率的工程を構築することができる。さらに、植物系バイオマス原料の他にキチンを含むバイオマス原料にも適用可能であり、N−アセチルグルコサミンなどの有用物質を回収することが可能となる。 |
技術概要 |
バイオマス原料の硫酸処理後に溶出した多糖あるいはオリゴ糖を、硫酸水溶液中における多糖あるいはオリゴ糖との結合性を有する不溶性素材を(活性白土)を用いて硫酸水溶液と分離するバイオマスの糖化・回収方法であり、また、鉱物の酸処理工程を経て調整された無機物(活性白土)を有効成分とする多糖あるいはオリゴ糖用吸着剤、これを用いた糖分析用または糖分取用カラム、並びにこれを用いた糖の分析または分取方法である。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
実施権条件 |
平成10年6月29日付特総第1173号特許庁長官通達「特許権等契約ガイドライン」に基づき、案件ごとに協議のうえ決定。 |
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