出願番号 |
特願2005-340393 |
出願日 |
2005/11/25 |
出願人 |
国立大学法人静岡大学 |
公開番号 |
特開2007-147375 |
公開日 |
2007/6/14 |
登録番号 |
特許第4774515号 |
特許権者 |
国立大学法人静岡大学 |
発明の名称 |
実構造物の応力腐蝕割れ挙動予測方法と余寿命予測方法 |
技術分野 |
土木・建築、機械・加工 |
機能 |
検査・検出、安全・福祉対策 |
適用製品 |
実構造物の応力腐蝕割れ挙動予測システムと余寿命予測システム |
目的 |
任意の応力分布下にある構造材料の腐食環境との接触表面における微小な表面き裂の発生、合体、進展により検出可能な寸法の表面き裂が形成されるまでの過程とその後のき裂の進展と合体により大き裂が形成されるまでの過程を予測する方法と、予測結果に基づいて余寿命を予測する方法を提供する。 |
効果 |
発電プラントなどの腐食環境下にある実構造物の応力腐食割れ挙動および余寿命を、精度よく予測することができる。特に、微小な表面き裂の発生段階からの挙動をよく予測できる。 |
技術概要
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実構造物の応力腐蝕割れ挙動予測方法は、実構造物環境における表面き裂の発生を確率過程とし、表面き裂の合体及び進展を確定過程とするアルゴリズムによって、実構造物の応力腐食割れの挙動を予測する。表面き裂の発生時間は、表面き裂発生可能数と累積確率分布に基づく乱数により割り当てる。累積確率分布は、加速試験や実構造物環境下の試験片により得たデータに基づき得る。近隣の表面き裂との先端間距離が臨界距離内となった表面き裂同士は合体させる。臨界距離は、合体領域半径r↓cとして、式1で示す。式中、K↓I↓Aは各き裂の表面部での応力拡大係数、σ↓y↓sは材料の降伏応力、kは材料、環境に依存する係数である。構造材料の実験室加速試験、実構造物環境における小型試験片において微小な表面き裂の発生、合体、進展挙動に関するデータを取得する。これらのデータをインプットデータとして、実構造物における応力腐蝕割れたる、微小な表面き裂の発生を確率過程として、合体、進展を確定過程としてコンピュータシミュレーションを行う。シミュレーションの結果、限界表面き裂に達するまでのSCC寿命が統計量として得られるので、実構造物の現時点からの余寿命を予測する。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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