瞳孔検出に基づくポインティング装置及び方法

開放特許情報番号
L2008005565
開放特許情報登録日
2008/10/31
最新更新日
2012/7/27

基本情報

出願番号 特願2005-127386
出願日 2005/4/26
出願人 国立大学法人静岡大学
公開番号 特開2006-309291
公開日 2006/11/9
登録番号 特許第4951751号
特許権者 国立大学法人静岡大学
発明の名称 瞳孔検出に基づくポインティング装置及び方法
技術分野 生活・文化、情報・通信、電気・電子
機能 機械・部品の製造、検査・検出
適用製品 瞳孔検出に基づくポインティング装置
目的 入力装置としてのマウスに代替できる、瞳孔検出に基づくポインティング装置及び方法を提供する。
効果 モニタから角度にして離した位置にカメラを設置することにより、ユーザがカメラのほうに顔を向けなければ眼鏡反射は写らず、瞳孔検出の邪魔にならない。しかも、瞳孔は角膜反射とは異なり、カメラの光軸から大きくずれたところにユーザの視線が向いていても、また頭部が大きく回転しても容易に検出できる。
技術概要
図1はシステム全体の構成図である。カメラ11は、近赤外線に感度を持つ汎用のCCDビデオカメラであり、カメラ11の開口部光の通る部分の近くに1つの光源12、そして、カメラの開口部から離れたところにもう一つの光源13を設ける。カメラ11、光源12及び光源13は制御装置14に接続される。制御装置14はモニタ画面16を有すコンピュータ15に接続されている。制御装置14内に較正手段19及び瞳孔検出判定手段20が備えられている。操作者17:ユーザに対し、カメラ近傍の光源12と離れた光源13とを交互に発光させて、その瞳孔からの反射画像をカメラ11で撮像する。光源12による画像と、光源13による画像との差分を制御装置14で演算し、得られた瞳孔位置の変化をUSBインタフェースにより、コンピュータ15に転送する。コンピュータ15においては、制御装置14からの信号をポインティングデバイスの一種であるマウスと同等であるものと見なして、モニタ16画面上に表示されたカーソル18の位置を制御する。また、制御装置14は片目のみを閉じる動作を検出し、左右ボタンの押下に相当する信号を発生する。
実施実績 【試作】   
許諾実績 【有】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【改善】
改善効果1 視点とカーソル位置の関係づけを行なう較正法が容易に素早くできるため、何らかの理由で頭部位置が基準位置(元の位置)からずれても、再度簡単に較正が自分の意思でできるため、便利である。カーソルを顔の正面のパソコン画面上に提示することができるため、瞳孔検出のためのカメラと光源をパソコン画面から少し離れたところに設置することにより、パソコン画面上に顔を向けている限り、眼鏡反射が光源の瞳孔と重ならないため瞳孔検出ができ、眼鏡を使用したユーザも問題なく使用できる。
改善効果2 頭部を自由に回転させることができる操作者から目しか動かない操作者まで、同一の装置およびアルゴリズムで対応できる。また、瞳孔の検出に不備があっても、カーソル移動に与える悪影響は一時的であり、再度、瞳孔が検出された際には、本来のカーソル位置にもどる。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【有】
国外 【無】   
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