技術概要
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β−アミノカルボニル化合物の製造方法は、MX↓nL↓m(式中、MはFe、Ru、Os、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag及びAuの群から選ばれる1つの遷移金属;XはF、Cl、Br、I及びOSO↓2Rの群から選ばれる1つのアニオン性配位子、Lはオレフィン、又はP、N及びSの群から選ばれる1つの配位元素を有する中性配位子;n、mはそれぞれの配位子の数(0〜4)であって金属の種類によって定まる自然数を表す)で表される遷移金属錯体の存在下で、式I(図1)(式中、R↑1は、水素原子、又は置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基、不飽和炭化水素基若しくは複素環基を表す)で表されるアルデヒドと、式II(図2)(式中、R↑2〜R↑4は、置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基、不飽和炭化水素基、複素環基、カルボニル基、水酸基、アルコキシ基、又はアミノ基を表す。ただしR3とR4は水素原子でもよい)で表されるα位活性水素を有するカルボニル化合物と、アンモニアとを反応させ、式III(図3)(式中、R↑1〜R↑4は、式I、IIと同じ)で表されるβ−アミノカルボニル化合物を製造する。 |