出願番号 |
特願2010-505744 |
出願日 |
2009/3/25 |
出願人 |
国立研究開発法人理化学研究所 |
公開番号 |
WO2009/119692 |
公開日 |
2009/10/1 |
登録番号 |
特許第5561700号 |
特許権者 |
国立研究開発法人理化学研究所 |
発明の名称 |
新規糖脂質及びその用途 |
技術分野 |
化学・薬品、生活・文化 |
機能 |
安全・福祉対策 |
適用製品 |
癌の治療法、癌の摘出、抗癌剤、免疫療法 |
目的 |
癌治療に有効な新規化合物及び化合物の合成に有用な中間体の提供。 |
効果 |
本技術の化合物は、抗原提示細胞(APC)の持つCDldタンパク質と複合体を形成し、NKT細胞に提示される。NKT細胞は、この複合体をTCRを介して認識し、それ自身の有する免疫調節能のうち、免疫細胞の働きを活性化するサイトカインの一種であるIFN−γを優先的且つ大量に産生する。 |
技術概要
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本技術では、式(1)で表わされる化合物が特定のサイトカインを選択的に産生するとの知見を得た。更に本技術者らは詳細に検討したところ、特定サイトカインの選択的産生により特異的な免疫賦活能が発現され、癌治療に極めて有効であることを見出した。すなわち、本技術は、式(1)で表される化合物又はその塩である。式中、R↑1は、水素原子、炭素数1〜7のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基又はハロゲン原子を示し、R↑2及びR↑3はそれぞれ独立に炭素数1〜28の置換又は非置換の炭化水素基を示し、Yは−CH↓2−、−CH(OH)−又は−CH=CH−を示す。但し、R↑1が水素原子であるときは、R↑2は炭素数24〜28の置換又は非置換の炭化水素基を示す。又、R↑1が水素原子、メチル基、メトキシ基、エトキシ基、n−プロピルオキシ基又はフッ素原子である。又、R↑1が炭素数1〜7のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基又はハロゲン原子であり、R↑2が炭素数1〜28の置換又は非置換のアルキル基であるか、又は、R↑1が水素原子であり、R↑2が炭素数24〜28の置換又は非置換のアルキル基である。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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