出願番号 |
特願2006-188385 |
出願日 |
2006/7/7 |
出願人 |
独立行政法人海上技術安全研究所 |
公開番号 |
特開2008-013128 |
公開日 |
2008/1/24 |
登録番号 |
特許第5030080号 |
特許権者 |
国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 |
発明の名称 |
船体摩擦抵抗低減装置 |
技術分野 |
輸送 |
機能 |
環境・リサイクル対策 |
適用製品 |
船体摩擦抵抗低減装置 |
目的 |
船底部の船体外板面における気泡噴出口から気泡を噴出するため船幅方向に設けられる局部的な気体室の配置を、船長方向に分散して行うとともに、各気体室を船幅方向にわたって複数の分室に分割することにより、船体の横揺れの際の各分室に対する高圧気体の供給を適切に行えるようにして、気泡発生用の高圧気体の供給の合理化を図りながら、航走時における船体の摩擦抵抗の低減を十分に行えるようにした装置を提供する。 |
効果 |
航行中の船体の船底部外面は、分室に対応する船体外板に形成された多数の気泡噴出口から噴出される微細な気泡によって適切に覆われるようになる。分室への高圧気体の供給は、船体の横揺れセンサで検出される船体横傾斜角に基づき高圧気体供給制御系で制御されることにより、波浪中の航行に際して船体が大きく横揺れする際にも、気泡噴出口から噴出し船底部外面に沿って流れる気泡の分布の均一化がもたらされるようになる。 |
技術概要
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船底部の幅方向にわたり船内に形成される複数の気体室2が、船長方向に分散するように配設されて、気体室は船底部の幅方向にわたって複数の分室2aに分割して、分室2aに対応する船体外板部分1aには多数の気泡噴出口を形成するとともに、複数の分室へコンプレッサから夫々バルブを介して通じる高圧気体供給管が船内に配設され、航行中に気泡噴出口から噴出し船底部の外面に沿って流れる気泡の分布の均一化を図るべく、船体の横揺れセンサと、同横揺れセンサで検出する船体横傾斜角に基づいて分室2aへの高圧気体供給を制御する高圧気体供給制御系とを設けた船体摩擦抵抗低減装置である。航行中の船体の対水速度に応じて気泡噴出口からの気泡噴出量を制御すべく、高圧気体供給制御系が船速計で検出された船速に基づき分室へ供給する高圧気体供給量をバルブの開度により調整する。航行中の船体の対水速度に応じて気泡噴出口からの気泡噴出量を制御すべく、船速計で検出した船速に基づき分室へ供給する高圧気体供給量をコンプレッサの制御により調整するための制御系を設ける。図1は、この船舶の側面図、図2は、図1のA−A矢視線における船体横断面図、図3は、図2のB部の拡大図である。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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