出願番号 |
特願2003-406476 |
出願日 |
2003/12/4 |
出願人 |
独立行政法人海上技術安全研究所 |
公開番号 |
特開2005-163727 |
公開日 |
2005/6/23 |
登録番号 |
特許第3823158号 |
特許権者 |
国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 |
発明の名称 |
過給機付4ストロークディーゼル機関の気筒内空気過剰率検出方法 |
技術分野 |
機械・加工、輸送 |
機能 |
検査・検出 |
適用製品 |
過給機付4ストロークディーゼル機関の気筒内空気過剰率検出システム |
目的 |
排出ガス中の酸素濃度から求める空気過剰率よりも高い精度で空気過剰率を求めることができ、計測するのに格別に高度の技術が必要とされない一般的に行われている計測によって得られた計測値を用いて簡単に空気過剰率を検出することができるような、過給機付4ストロークディーゼル機関の気筒内空気過剰率検出方法を提供する。 |
効果 |
気筒内の空気過剰率を排出ガス中の酸素濃度から求める空気過剰率よりも高い精度で簡単に明らかにすることができ、計測するのに格別に高度の技術が必要とされない一般的に行われている計測によって得られた計測値を用いて簡単に空気過剰率を算出することができ、窒素酸化物を始めとする大気汚染物質の削減のための方策を立てる上で大いに有効な手段として活用することができる。 |
技術概要
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図1は過給機付4ストロークディーゼル機関のガスの流れを説明するための全体概念図、図2は吹き抜け吸気の質量と過給機のタービンの出口における排出ガスの温度との関係を示すグラフである。過給機付4ストロークディーゼル機関の気筒内空気過剰率検出方法では、過給機付4ストロークディーゼル機関を流れるガスの状態からシリンダ内の残留ガスの質量、吹き抜け吸気の質量、排出ガスの質量を未知数とし、排出ガスによって駆動される過給機のタービンの出力とブロアの仕事との釣り合い、圧縮工程における気筒の容積および排出ガスの組成から方程式をたて、同方程式に代入する計測値のうちタービンの出口の排出ガスの温度を助変数とし、求めた解の値の範囲のうち未知数の値が物理的に意味のある値となる助変数の中で最も高い温度を特定して正解を求め、この正解から圧縮工程中の気筒内のガスの成分のうち空気に相当する量を求め、これと理論空気比及び供給された燃料の質量の関係から気筒内の空気過剰率を求める。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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