出願番号 |
特願2006-326261 |
出願日 |
2006/12/1 |
出願人 |
国立大学法人 岡山大学 |
公開番号 |
特開2009-225661 |
公開日 |
2009/10/8 |
登録番号 |
特許第5135577号 |
特許権者 |
国立大学法人 岡山大学 |
発明の名称 |
胚性幹細胞のインスリン分泌細胞への分化誘導方法、該方法により誘導されるインスリン分泌細胞およびその用途 |
技術分野 |
食品・バイオ |
機能 |
安全・福祉対策 |
適用製品 |
胚性幹細胞のインスリン分泌細胞 |
目的 |
充分に機能的であり、大量供給が可能で安全なインスリン分泌細胞ならびにこの細胞を用いた糖尿病治療薬、バイオ人工膜臓、研究試薬および創薬モデル動物を提供する。 |
効果 |
この分化誘導方法により、健常ヒト膵臓細胞を代替するのに充分機能的であり、大量供給が可能で安全なインスリン分泌細胞を誘導することができる。また、この糖尿病治療剤、バイオ人工膵臓、研究試薬および創薬モデル動物は、糖尿病に対し安全性の高い治療が実現できる。 |
技術概要 |
アクチビンを用いて未分化なES細胞から分化させた胚体内胚葉を、馴化培地を用いてニューロジェニン3発現細胞へ分化させたのち該細胞を高グルコース培地で刺激することにより、インスリン分泌細胞へ効率的に分化誘導する方法である。胚性幹細胞のインスリン分泌細胞への分化誘導方法は、(a)線維芽細胞増殖因子およびアクチビンの存在下に胚性幹細胞を培養することにより胚体内胚葉へ分化させる工程、(b)得られた胚体内胚葉を、線維芽細胞増殖因子の存在下、馴化培地を用いて培養することにより原結膜へ分化させる工程、(c)得られた原結膜を、馴化培地を用いて培養することによりニューロジェニン3(Ngn3)発現細胞数を増加させ、ニューロジェニン3発現細胞を得る工程、および(d)得られたニューロジェニン3発現細胞を、高グルコース濃度の細胞培養用培地中で刺激してインスリン分泌細胞へ分化させる工程を含む。線維芽細胞増殖因子は線維芽細胞増殖因子−10以外の線維芽細胞増殖因子であることが好ましい。 |
実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
|
特許権実施許諾 |
【可】
|