出願番号 |
特願2007-014088 |
出願日 |
2007/1/24 |
出願人 |
国立大学法人 岡山大学 |
公開番号 |
特開2008-180594 |
公開日 |
2008/8/7 |
登録番号 |
特許第4362595号 |
特許権者 |
国立大学法人 岡山大学 |
発明の名称 |
微量元素濃縮の前処理方法 |
技術分野 |
化学・薬品、金属材料 |
機能 |
検査・検出 |
適用製品 |
微量元素(ハフニウム、ジルコニウム、ニオブ、モリブデン、タンタル、タングステン) |
目的 |
石や鉱物などの試料中の微量元素であるハフニウム、ジルコニウム、ニオブ、モリブデン、タンタル、タングステンなどを、効率的に濃縮するための前処理方法を提供する。 |
効果 |
微量元素であるハフニウム、ジルコニウム、ニオブ、モリブデン、タンタル、タングステンを効率的に濃縮することが可能となった。この方法は、岩石・鉱石・鉱物などの試料中に含まれるこれらの微量元素を機器分析、あるいは抽出する際の前処理の方法として有用である。 |
技術概要 |
試料中に含まれる微量元素を濃縮するための前処理方法は、微量元素の分析を行う対象である試料にチタン及びフッ化水素酸を添加し、試料を分解処理すると共に、チタンとフッ化水素酸からチタンのフロロ錯体を生成する工程、分解された試料に過塩素酸を添加し、加熱処理を行なって試料を乾固することにより、チタンのフロロ錯体を分解してチタン酸化物を生成する工程、及び;乾固した試料を鉱酸で溶解し、得られた溶液を遠心分離して沈殿を回収することにより、チタン酸化物と共沈する微量元素を得る工程:を有する。微量元素は、ハフニウム、ジルコニウム、ニオブ、モリブデン、タンタル、およびタングステンから選択された微量元素である。分解処理を、加熱処理、超音波処理、およびマイクロウェーブ処理から選択された方法で行なう。鉱酸は、硝酸又は塩酸である。試料20mgから50mgに対してチタンを1mg以上添加する。試料50mgに対して過塩素酸を0.3mlから10ml添加する。加熱処理を、5時間から72時間の間、150℃から200℃の温度で行なう。 |
実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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