出願番号 |
特願2005-013231 |
出願日 |
2005/1/20 |
出願人 |
国立大学法人 岡山大学 |
公開番号 |
特開2006-199622 |
公開日 |
2006/8/3 |
登録番号 |
特許第4517148号 |
特許権者 |
国立大学法人 岡山大学 |
発明の名称 |
歯科・整形外科用樹脂組成物、その製造方法及び歯科・整形外科用成形品の製造方法 |
技術分野 |
化学・薬品、有機材料 |
機能 |
材料・素材の製造、安全・福祉対策 |
適用製品 |
医療用樹脂組成物及び成形品 |
目的 |
刺激性の物質の溶出が抑制され、エンドクリン阻害物質等による人体への悪影響が低減し、しかも操作性よく調製することの可能な、医療用途に適した樹脂組成物を提供する。 |
効果 |
刺激性の物質の溶出が抑制され、エンドクリン阻害物質等による人体への悪影響も低減されているので、人体、特に口腔内に対して、安全に使用することができる。また、粉剤と液剤とを混合する際の粘度増加速度も適切な範囲に設定できるので、操作性も良好である。 |
技術概要
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エステル基を有する繰り返し単位から構成される重合体(A)と、ビニルエステル単量体(B)とからなる医療用樹脂組成物である。重合体Aは、ポリアルキル(メタ)アクリレート、特に、ポリメチルメタクリレート、ポリエチルメタクリレート及びメチルメタクリレート−エチルメタクリレート共重合体から選ぶ一種以上である。また、単量体Bは、カルボン酸のビニルエステルであり、炭素数が6以上であり、分子内に2個以上のビニル基を有する。樹脂組成物は、重合体A100重量部に対して単量体B20〜200重量部を含有することが好適である。また、更に重合開始剤(C)を含有することも好適である。この医療用樹脂組成物の好適な実施態様は歯科用樹脂組成物であり、粘膜調整材、機能印象材、裏装材、義歯床材及びマウスピース材に好適に使用される。図は、単量体Bなどの分子量を横軸にして、縦軸に平均直径30mmの加重開始時間(分)をプロットしたグラフである。同種の化合物であれば、分子量が高いほど増粘速度が低下する。また、同程度の分子量であれば直鎖アルキルビニルエステル(飽和、不飽和とも)>シクロアルキルビニルエステル>分岐アルキルビニルエステルの順に、増粘速度が速い。 |
実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【有】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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