ガスからの硫黄化合物除去方法、硫黄化合物除去剤、及び合成燃料製造方法

開放特許情報番号
L2008005111
開放特許情報登録日
2008/9/26
最新更新日
2015/9/25

基本情報

出願番号 特願2008-162207
出願日 2008/6/20
出願人 独立行政法人産業技術総合研究所
公開番号 特開2009-185271
公開日 2009/8/20
登録番号 特許第5278874号
特許権者 国立研究開発法人産業技術総合研究所
発明の名称 ガスからの硫黄化合物除去方法、及び合成燃料製造方法
技術分野 化学・薬品
機能 材料・素材の製造、環境・リサイクル対策
適用製品 ガスからの硫黄化合物除去剤、及び合成燃料
目的 硫化水素(H↓2S)、硫化カルボニル(COS)などの硫黄化合物(硫黄成分)を含有するガスから乾式で硫黄化合物を除去する技術、より好ましくは硫黄化合物の除去中に生成する二硫化炭素(CS↓2)も硫黄化合物として除去する技術、特に好ましくは硫黄成分の除去中に生成する単体Sも除去する技術において、温度500℃を超えても炭素質吸着剤を使用できるようにする。
効果 炭素質原料のガス化で生成する可燃性ガス(CO、H↓2含有ガス)を処理対象にしているため、温度500℃超の条件にしても硫黄化合物除去剤(多孔質炭素材料)が燃焼・熱分解することなくガスを脱硫(硫黄化合物の除去)できる。しかも、細孔構造が制御された多孔質炭素材料、好ましい態様では木質系バイオマスから得られるチャーを用いているため、ガスから乾式で効果的に硫黄化合物を除去できる。なおチャーを用いた場合には、通常は廃棄されているチャーを有効利用できるため、資源保護や環境負荷軽減などの点でも優れている。
技術概要
 
炭素質原料のガス化で生成する可燃性ガスを温度500℃超で多孔質炭素材料に通じ、可燃性ガス中の硫黄化合物を除去する硫黄化合物除去工程を有する硫黄化合物除去方法である。木質系バイオマスから得られるチャーを粒化し、また、金属成分が担持され、金属成分を含有した状態で非酸化性ガス中で焼成されたものである、粒状硫黄化合物除去剤である。また、木質系バイオマスを空気又は酸素富化空気で部分酸化させてCOとH↓2を含有するガスに転換するとともに、残留するチャーを回収する回収工程、COとH↓2を含有するガスを、回収したチャー、又は回収チャーから得られる粒状硫黄化合物除去剤に温度500℃超で通過させることによってガス中に含まれる硫黄化合物を除去する硫黄化合物除去工程、及び硫黄化合物を除去したガスをフィッシャー・トロプシュ合成反応によって炭化水素化する炭化水素化工程から構成される、合成燃料の製造方法である。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【改善】
改善効果1 温度500℃以下よりも温度500℃超にした方が、かえって硫黄化合物除去特性が向上し、例えば硫黄化合物が破過する時間をむしろ延長することができる。また、硫黄化合物を除去しつづけた後で、一旦硫黄化合物の破過が生じた後でも、硫黄化合物の除去効率が急速に低下することなく、引き続き高い効率で硫黄化合物を除去し続けることができる。さらに硫黄化合物除去温度を600℃以上にすると、ガス中の硫黄化合物を単体Sまで完全に分解できる。
改善効果2 単体Sの除去処理(吸着除去、液化除去、固化除去など)と組み合わせれば、硫黄化合物をより確実に除去可能となる。なお単体Sの除去に多孔質炭素材料を使用し、この多孔質炭素材料が単体Sの除去によって劣化しても、加熱脱着処理などによって多孔質炭素材料から単体Sを分離回収でき、同時に多孔質炭素材料を繰り返し再生して使用できる。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
Copyright © 2018 INPIT