出願番号 |
特願2008-154477 |
出願日 |
2008/6/12 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2009-298003 |
公開日 |
2009/12/24 |
登録番号 |
特許第5019295号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
新規印刷用フィルム |
技術分野 |
化学・薬品、電気・電子 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
新規印刷用フィルム |
目的 |
トナー方式プリンターのみならずインクジェットプリンターを用いて表面に画像を印刷することができ、柔軟性に富み複雑な形状を有する3次元物体の表面に貼付することができる印刷用フィルム及びその原料組成物を提供する。 |
効果 |
この印刷用フィルムは、市販のトナー方式プリンターだけでなくインクジェット方式のプリンターにより表面に画像を印刷でき、複雑な形状の3次元物体の表面を印刷フィルム表面の画像を保持しながら被覆でき、柔軟性及び粘着性が向上し、加熱処理した場合でも安定であり物体に貼付した後の強度が向上した印刷用フィルムである。この印刷用フィルムはインクジェットプリンターで自由に画像を印刷し、手工芸用のフィルム、立体物に貼付し、表面を保護し、あるいは装飾する被膜形成フィルムとして用いることができる。 |
技術概要
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成分A、成分B及び水を混合して得られる印刷用フィルム製造用原料組成物であって、成分Aを3〜8容、成分Bを0.5〜2容、水を1〜3容であり、合計11容の容積比で混合して得られる印刷用フィルム製造用原料組成物である。ここで、成分Aは、真空乾固させた際の固形分量が45〜60Wt%のエマルジョンであって、固形分中に、酢酸ビニルとアクリレートの共重合体ポリマーであって、酢酸ビニルとアクリレートの重量比が75〜87.5:12.5〜25である共重合体ポリマーを85〜95Wt%含み、界面活性剤として、酸化エチレン基の平均付加モル数が5〜20であるノニルフェノールEO付加物及びポリエチレングリコールを1〜7.5Wt%含み、さらに4〜8Wt%のプロピレングリコール、ジプロピレングリコール及びエチレングリコールからなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含むエマルジョンである。また、成分Bは、(a)樹液、(b)樹液の主成分を含む人工樹液及び(c)果糖及び/又はブドウ糖を含む糖溶液からなる群から選択される液である。図1は離型紙上に形成させた印刷用フィルムを示す図、図2は画像を印刷した印刷用フィルムを示す図、である。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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