厚みや密度等を調整することができるタンパク質フィルムの製造方法、及びそれにより得られ水分を含んでも殆ど変形しないタンパク質フィルム

開放特許情報番号
L2008004990
開放特許情報登録日
2008/9/12
最新更新日
2016/8/1

基本情報

出願番号 特願2007-009946
出願日 2007/1/19
出願人 独立行政法人農業生物資源研究所
公開番号 特開2008-173312
公開日 2008/7/31
登録番号 特許第5229769号
特許権者 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 タンパク質フィルムの製造方法
技術分野 化学・薬品、有機材料
機能 材料・素材の製造、加圧・減圧、洗浄・除去
適用製品 タンパク質(ホーネットシルク、絹フィブロイン、セリシン)フィルムの製造方法、タンパク質(ホーネットシルク、絹フィブロイン、セリシン)フィルム、生体医療材料、癒着防止膜、創傷被覆材料(創傷保護材)
目的 使用用途に応じて厚みや密度等を調整することができるタンパク質フィルムの製造方法、及びそれにより得られる水分を含んでも殆ど変形しないタンパク質フィルムを提供する。
効果 本発明によれば、ゲル化したタンパク質を挟圧することによりタンパク質の系全体に広がる分子鎖ネットワークが十分に形成されたタンパク質フィルムが成形される。このため、タンパク質フィルムの濃度や圧力を調整することによって得られるタンパク質フィルムの厚みや密度等を調整できる。そして、得られたタンパク質フィルムは十分な密度と柔軟性を有し、水分を含んでも殆ど変形しない。
技術概要
 
節足動物(蜂又は蚕の幼虫)が産出するタンパク質、水及び溶解促進剤を混合してタンパク質水溶液とする溶解工程と、タンパク質水溶液中の溶解促進剤を透析により除去してタンパク質液を得る除去工程と、タンパク質液中のタンパク質をゲル化させるゲル化工程と、ゲル化したタンパク質を含むタンパク質液を透水性の弾性容器に投入し、その弾性容器の両側面から100Pa以上の圧力で段階的に挟圧することによりタンパク質液中の水を強制的に排出させると共に、ゲル化したタンパク質をフィルム状に成形するフィルム成形工程とを備えるタンパク質フィルムの製造方法であり、またその製造方法により得られるタンパク質フィルムである。なお、溶解促進剤は臭化リチウム、塩化カルシウム、銅エチレンジアミン、チオシアン酸ナトリウム、チオシアン酸リチウム、硝酸マグネシウム、硝酸カルシウム又は尿素である。
リサーチツールの分類 動物、方法・プロセス
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
希望譲渡先(国内) 【否】 
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
Copyright © 2024 INPIT