ボツリヌス毒素由来のポリペプチドを有効成分として含む鎮痛作用を有する医薬組成物

開放特許情報番号
L2008004976
開放特許情報登録日
2008/9/12
最新更新日
2012/3/9

基本情報

出願番号 特願2008-182218
出願日 2008/7/14
出願人 国立大学法人 岡山大学
公開番号 特開2009-132672
公開日 2009/6/18
発明の名称 ボツリヌス毒素由来のポリペプチドを有効成分として含む鎮痛作用を有する医薬組成物
技術分野 食品・バイオ、化学・薬品、生活・文化
機能 材料・素材の製造、安全・福祉対策
適用製品 ボツリヌス毒素由来のポリペプチドを含有する鎮痛作用を有する医薬組成物
目的 歯科において三叉神経痛が高齢者に多発している。三叉神経痛は病態が解明されておらず、激痛に苛まれている症例も少なくなく、抗てんかん薬や抗うつ薬などが用いられるが、副作用が強い。従来、興奮した知覚神経節細胞が、神経伝達物質を遊離することが知られている。神経伝達物質の遊離を、ボツリヌス毒素が抑制することも理解されているが、知覚神経節細胞における神経伝達物質の遊離ならびにボツリヌス毒素の効果に関しては全く報告がない。そこで、ボツリヌス毒素由来のポリペプチドに関し、より効果的に鎮痛作用を有する医薬組成物を提供する。
効果 特定のボツリヌス毒素由来のポリペプチドを有効成分として含む医薬組成物を末梢組織に投与することにより、神経痛モデルラットの疼痛が減弱されることが確認できた。この特定のボツリヌス毒素由来のポリペプチドは細胞内に取り込まれやすく、また神経毒に対する抗体も生じにくく、さらにはアナフィラキシーショック等の副作用が生じにくく、有用な薬剤と期待できる。
技術概要
この鎮痛作用を有する医薬組成物は、ボツリヌス毒素由来のポリペプチドのうち、非毒素および非毒性の赤血球凝集タンパク質を含まないポリペプチド部分を有効成分として含むものである。有効成分としてのポリペプチドの分子量は約150kDaである。ポリペプチドのボツリヌス菌の血清型は、いずれであってもよいが、最も効果的に作用する観点から好ましくはA型である。この有効成分は神経伝達物質の知覚神経節内への取り込み、あるいは神経伝達物質を知覚神経節内からの遊離を抑制させる機能を有する。ここで神経伝達物質とは、シナプスでシグナル伝達に介在する物質で、ペプチド、グルタミン酸あるいはATP等である。この医薬組成物が有効に作用する痛みの種類は、例えば三叉神経痛などの神経傷害性の痛みや、組織が損傷を受けたときに生じる侵害性の痛み、さらには慢性筋肉痛などが挙げられる。図は、正常動物について、分子量の異なるボツリヌス毒素を三叉神経節細胞に投与したときのIB4(+、−)細胞についての神経伝達物質の取り込み量(3分時にKCl刺激)及びボツリヌス毒素(150kDa)を三叉神経節細胞に投与したときの神経伝達物質の取り込み量(10秒時にKCl刺激)である。
イメージ図
実施実績 【試作】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】
対価条件(一時金) 【不要】 

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【有】
国外 【無】   
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