出願番号 |
特願2007-235196 |
出願日 |
2007/9/11 |
出願人 |
国立大学法人 岡山大学 |
公開番号 |
特開2009-066040 |
公開日 |
2009/4/2 |
登録番号 |
特許第4998999号 |
特許権者 |
国立大学法人 岡山大学 |
発明の名称 |
ウジムシ治療用のカバードレッシング |
技術分野 |
生活・文化、繊維・紙、その他 |
機能 |
材料・素材の製造、安全・福祉対策、その他 |
適用製品 |
ウジムシ治療用のカバードレッシング、創傷治療におけるウジムシ治療 |
目的 |
創傷治療におけるウジムシ治療の重要性が見直されている。治療法は簡単で生理的食塩水で創傷を洗浄しウジムシを創傷に置くだけである。創傷周囲の皮膚を、ウジムシの分泌する消化酵素、感染し壊死した創傷からの排液、ウジムシが知覚の鈍磨していない皮膚の上を這い回るため起こるむずがゆさから保護する必要がある。また、長時間ウジムシが創傷から逃げないようにする必要もある。これらの目的で様々なドレッシングが利用されてきた。この技術は、ウジムシ治療の効果を最大限引き出し、使用簡便で、コスト性に優れたカバードレッシングを提供する。 |
効果 |
このウジムシ治療用カバードレッシングは、ウジムシを患部に直接接触させ、かつ、このウジムシが患部から逃げないようにするために用いられるよう工夫されており、従来のカバードレッシングと比較して、使用が簡便であり、持続時間が長く、且つ低コストである。 |
技術概要 |
患部を取り囲んで被覆するためのメッシュ部を有する基材、又は患部を取り囲む貫通孔を有する基材に貫通孔を覆うメッシュ状シートを固定してメッシュ部を形成した基材と、この基材のメッシュ部を除いた部位に形成された粘着剤層とを有するウジムシ治療用のカバードレッシングである。基材はポリエステル、セルロース、ポリオレフィン、ポリアミドを素材とする不織布であり、メッシュ状シートの素材がポリアミド又はポリエステルであり、粘着剤層がアクリル系粘着剤からなるものが好ましい。メッシュ部がウジムシ治療対象の患部を取り囲むように形成され、用時にウジムシが活動する閉鎖空間を形成する。ドレッシングとは、ウジムシ治療を行うために患部を覆うためのもので、患部からのウジムシの逃走を物理的に遮断する目的、及び滲出物や液化し壊死した組織などを吸収する目的で患部を覆うものであり、カバードレッシングとは特に、貼付材であるドレッシングを意味する。通常、患部にウジムシを置いた後、その上からカバードレッシングを貼付けることにより、患部からのウジムシの逃走を物理的に遮断する。ウジムシ治療は、糖尿病による創傷、褥創、やけど、静脈潰瘍、癌性潰瘍などの治療に適用される。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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