咬みしめ抑制具

開放特許情報番号
L2008004941
開放特許情報登録日
2008/9/12
最新更新日
2013/1/21

基本情報

出願番号 特願2007-095655
出願日 2007/3/30
出願人 国立大学法人 岡山大学
公開番号 特開2008-253298
公開日 2008/10/23
登録番号 特許第5124772号
特許権者 国立大学法人 岡山大学
発明の名称 咬みしめ抑制具
技術分野 生活・文化
機能 安全・福祉対策、機械・部品の製造
適用製品 咬みしめ抑制具
目的 無意識に歯を咬みしめ、顎の動きを司る筋肉に過度のストレスを与え、頭痛等の疼痛を生じさせる筋・筋膜疼痛という痛みがある。そこで、マウスピースを使用してストレスの発生を抑制し、頭痛を解消することが提案されている。しかし、歯に弾性のある材料からなるマウスピースを装着すると、意図せぬ不随意の強い咬みしめが発現した場合に、顎関節に過剰な機械的圧力が発現し、顎関節の新たな偏位あるいは痛みの原因となる恐れがあった。この技術は、このような顎関節の新たな偏位あるいは痛みの原因となる恐れを解消可能な咬みしめ抑制具を提供する。
効果 この咬みしめ抑制具を用いると、口を閉じた際に抑制具が装着された歯と咬合状態となる対合歯に対して持続的な歯根膜感覚を誘発することができる。このことにより、咬みしめ抑制具の使用者が噛みしめることなく下顎位を保持することによって筋・筋膜疼痛の発現を抑制できる。特に、意図せぬ不随意の強い咬み締めが生じた場合には、弾性材が弾性変形することによって、顎関節に過度の力が加わることを回避できる。
技術概要
この咬みしめ抑制具は、歯の内側面に当接する第1板部と、歯の外側面に当接する第2板部と、第1板部と第2板部とを連結する第3板部とで側面視において逆U字状となった門形状とし、歯に嵌め合わせて装着可能としている。抑制具は、1つの歯に装着して使用し、第1板部、第2板部、及び第3板部は、それぞれ1本の歯に嵌着可能な10mm程度の幅寸法としている。複数本の歯に跨らせて装着させてもよい。抑制具は、咬み締め状態を自覚しやすいように臼歯に装着することが望ましい。第3板部を弾性材で構成することで歯根膜感覚によって強い咬みしめが生じることを効果的に抑制できる。特に、第3板部を構成する弾性材は、最大変形時に厚みが0.5mm以下となることが望ましい。強い咬み締め状態で顎関節の新たな偏位あるいは痛みを誘発させることを防止するためである。第3板部となる弾性材としては発泡ポリウレタンが好適である。ヤング率が大きく、変形状態からの復元性も高く、長時間の使用においても破損を生じることがない。第1板部、第2板部、第3板部を発泡ポリウレタンで一体成形することもできる。誤飲した際の気管や食道の閉塞を防止するため、板部に貫通孔を設けることもできる。
イメージ図
実施実績 【試作】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】
対価条件(一時金) 【不要】 

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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