出願番号 |
特願2005-320356 |
出願日 |
2005/11/4 |
出願人 |
国立大学法人長岡技術科学大学 |
公開番号 |
特開2007-125496 |
公開日 |
2007/5/24 |
登録番号 |
特許第4982736号 |
特許権者 |
国立大学法人長岡技術科学大学 |
発明の名称 |
光による水分解触媒及びその製造方法。 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
光による水分解触媒 |
目的 |
長期間安定して、光照射により水を水素と酸素に高効率で分解することのできる水完全分解用触媒、及びその製造方法を提供する。 |
効果 |
助触媒を担持した水分解用触媒を使用することによって、長期間安定して、光照射により水を水素と酸素に高効率で分解することが可能となった。本発明は、化石燃料等を全く使用せずに、クリーンなエネルギー源を製造する道を拓くとともに、油、排ガス等に含まれる環境汚染物質の光分解反応や、光合成反応にも適用可能な触媒を提供するもので、極めて実用的価値が高いものである。 |
技術概要
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光による水分解触媒は、亜鉛、マグネシウム、ベリリウムから選択した金属原子を添加したp型窒化ガリウムに、酸化ルテニウム、酸化ニッケル、酸化コバルト、酸化鉄、酸化クロム、酸化ロジウム、酸化イリジウムから選択した助触媒を担持した触媒である。好ましくは、p型窒化ガリウムが、p型窒化ガリウムインジウムである。亜鉛、マグネシウム、ベリリウムから選択した金属原子の添加量は、0.0001〜7モル%である。好ましくは、助触媒が酸化ルテニウムである。助触媒の担持量は、0.1〜10重量%である。亜鉛、マグネシウム、ベリリウムから選択した金属原子を添加したp型窒化ガリウムの平均粒径は、10nm〜10μmである。この触媒の製造方法は、ガリウムに対する亜鉛、マグネシウム、ベリリウムから選択した金属の配合割合が0.01〜200モル%となるように、硫化ガリウム又は酸化ガリウムに、亜鉛、マグネシウム、ベリリウムから選択した金属原子を含む化合物を混合し、アンモニア気流下に焼成して得られたp型窒化ガリウムを、助触媒前駆体を含有する水又は有機溶媒溶液に浸漬後空気中で焼成する。図は、各例で得られた窒化ガリウムの水分解活性を示す図である。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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