出願番号 |
特願2007-007695 |
出願日 |
2007/1/17 |
出願人 |
国立大学法人長岡技術科学大学 |
公開番号 |
特開2008-173655 |
公開日 |
2008/7/31 |
登録番号 |
特許第5011531号 |
特許権者 |
国立大学法人長岡技術科学大学 |
発明の名称 |
深絞り加工装置 |
技術分野 |
機械・加工 |
機能 |
機械・部品の製造 |
適用製品 |
深絞り加工装置 |
目的 |
板材に最適な加熱および冷却を施すことにより、限界絞り比を増大させてより深い製品の加工を可能とするとともに、製品の板厚の均一性を制御することのできる深絞り加工装置を提供する。 |
効果 |
板材を加熱することにより板材の延性が増大し、限界絞り比を増大させてより深い製品の加工が可能となる。誘導加熱コイルによる板材の加熱は、加熱効率が良好で加熱のためのエネルギーを減少させることができる。また、加熱の応答速度が速く加熱量の変更制御を高速度かつ高精度に行うことが可能である。また、加工の進行とともに誘導加熱コイルの出力を低減させることにより、深絞り加工製品の側面部板厚を均一化することができる。 |
技術概要
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図1は深絞り加工装置1の主要部の構成を示す概略図、図2は加熱制御部6の制御を示すグラフ、図3は加熱制御の有無による深絞り加工製品の側面部板厚の比較結果を示すグラフである。パンチ2およびダイス3はプレス装置に取り付けられている。パンチ2は油圧装置によって昇降されるラムに取り付けられ、図のようにダイス3上に載置された板材9をダイス3中に押し込むことにより深絞り加工を施す。誘導加熱コイル5による板材9の加熱は、加熱効率が良好であるとともに加熱の応答速度が大幅に向上し、加熱量の変更制御を行う場合には制御精度を大幅に向上させることができる。加熱制御部6は、誘導加熱コイル5に流す交流電流の大きさを制御し、板材9の加熱量の変更制御を行う。また、深絞り加工中の板材9のパンチ2側面部の部分を冷却することによって、板材9の降伏応力を増大させ、限界絞り比を増大させてより深い製品の加工が可能となる。パンチ2側面部の板材9を冷却するための冷却手段が設けられている。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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