出願番号 |
特願2004-147589 |
出願日 |
2004/5/18 |
出願人 |
国立大学法人長岡技術科学大学 |
公開番号 |
特開2005-330190 |
公開日 |
2005/12/2 |
登録番号 |
特許第4113955号 |
特許権者 |
国立大学法人長岡技術科学大学 |
発明の名称 |
ポリフルオロベンゾキノン類の製造方法 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
ポリフルオロベンゾキノン類 |
目的 |
安価な原料を使用して、簡便な操作で効率良く低コストでポリフルオロベンゾキノン類を製造する方法を提供する。 |
効果 |
トリフルオロ酢酸とハロゲン化炭化水素との混合溶媒中にて陽極酸化を行うことにより、安価で入手が容易な1、4位にフッ素原子を有するポリフルオロベンゼン類を原料として、常温常圧下、低コスト及び簡便な操作で効率良く、ポリフルオロベンゾキノン類を製造することが可能となる。これらのポリフルオロベンゾキノン類は、有機機能性材料の合成中間体や、医薬品、生理活性物質、農薬等として幅広い用途に用いられるものであり、本発明の工業的価値は極めて高いものである。 |
技術概要
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式I(図1)(式中、R↑1は水素原子、ハロゲン原子、又はOR↑2を表し、R↑2は炭素数1〜5のアルキル基を表す。)で表されるポリフルオロベンゼンを、トリフルオロ酢酸とハロゲン化炭化水素との混合溶媒中にて陽極酸化する、式II(図2)(式中、R↑1及びR↑2は式Iと同じである。)で表されるポリフルオロ−1,4−ベンゾキノンの製造方法である。ハロゲン化炭化水素が塩化メチレンであり、トリフルオロ酢酸とハロゲン化炭化水素との混合割合が重量比で10:1〜1:1、好ましくは5:1〜2:1であり、式I及び式IIにおいて、R↑1がフッ素原子又はメトキシ基であり、さらに、陽極酸化後、反応溶液を酸性に保持し、水を用いずに反応生成物を分離する、ポリフルオロ−1,4−ベンゾキノンの製造方法である。陽極酸化反応は、定電流条件下、常温常圧で常法により行なうことができる。反応生成物は塩基性条件下では不安定であり、また水への溶解度が大きいために、反応溶液を酸性に保持し、水を用いずに反応生成物を分離、精製することが好ましい。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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