出願番号 |
特願2004-327373 |
出願日 |
2004/11/11 |
出願人 |
国立大学法人長岡技術科学大学 |
公開番号 |
特開2006-138517 |
公開日 |
2006/6/1 |
登録番号 |
特許第3991108号 |
特許権者 |
国立大学法人長岡技術科学大学 |
発明の名称 |
希薄燃焼状態の火炎のゆらぎ計測方法および希薄燃焼状態の火炎のゆらぎ計測装置 |
技術分野 |
機械・加工 |
機能 |
機械・部品の製造、検査・検出 |
適用製品 |
希薄燃焼状態の火炎のゆらぎ計測装置 |
目的 |
燃料の種類や燃焼条件にとらわれることがなく、あらゆる燃焼状態を計測することができる、汎用性のある、しかもコストパフォーマンスに優れた希薄燃焼状態の火炎のゆらぎ計測方法及びその装置を提供する。 |
効果 |
燃焼状態計測方法は、小型のセンサーを用いるので、汎用性があり、しかもセンサーが安価であるので、コストパフォーマンスに優れている。また、燃料の種類や燃焼条件にとらわれることがないので、不安定になり易いあらゆる燃焼状態を計測することができる。従って、燃焼状態の簡易計測法として、幅広く用いられることが期待される。 |
技術概要
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図1は、使用している実験装置の概略図である。平面バーナー10の上流側で混合されたメタン11(純度99.99%)と乾燥空気12の混合気が、バーナー10下部から流入する。混合気の流量は35l/min.一定とし、当量比φは0.64〜1.00とする。直径60mmの多孔質板13上にセル状または平面状の予混合火炎1が形成される。火炎1のゆらぎの測定は、図2に示した構成の測定装置で測定する。フォトダイオード3の前方に干渉フィルター2を設け、CH発光を受光する。火炎からのCH発光の照度変化を電流変化として取り出し、電流・電圧変換アンプ4を介してデータ収集装置5に取り込む。火炎1からの発光をセンサー3(フォトダイオードや光電子増倍管など)で受光し、その信号を時系列解析する。そして、ゆらぎ強度、パワースペクトル、交差率分布、アトラクタ、相関次元、リアプノフ指数などを求める。これらは、燃焼状態と強い関連性があるので、発光信号の時系列解析をすることにより、燃焼状態を簡易に計測することができる。特に、見えにくい炎(水素火炎など)の燃焼状態や観測困難な燃焼器内の状態を知る場合、この手法は非常に有効である。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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