出願番号 |
特願2008-079578 |
出願日 |
2008/3/26 |
出願人 |
国立大学法人埼玉大学 |
公開番号 |
特開2009-234810 |
公開日 |
2009/10/15 |
登録番号 |
特許第5279310号 |
特許権者 |
国立大学法人埼玉大学 |
発明の名称 |
岩塩型リチウムフェライトとその製造方法、炭酸ガスの吸収方法、吸収装置及び分離装置 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
洗浄・除去、環境・リサイクル対策 |
適用製品 |
岩塩型リチウムフェライト、炭酸ガスの吸収装置及び分離装置 |
目的 |
全温度域におけるCO↓2吸収率が著しく向上し、450℃以下の比較的低温域におけるCO↓2吸収率も向上した、新たなα−LiFeO↓2とその製造方法、このα−LiFeO↓2を炭酸ガスの吸収剤として用いる、炭酸ガスの吸収方法、炭酸ガス吸収装置、および炭酸ガスの分離装置を提供する。 |
効果 |
全温度域におけるCO↓2吸収率が著しく向上し、450℃以下の比較的低温域におけるCO↓2吸収率も向上した、新たなα−LiFeO↓2とその製造方法、このα−LiFeO↓2を炭酸ガスの吸収剤として用いる、炭酸ガスの吸収方法、炭酸ガス吸収装置、および炭酸ガスの分離装置を提供できる。 |
技術概要 |
柱状結晶のα−Fe↓2O↓3とLiNO↓3との混合物であって、α−Fe↓2O↓3に対してLiNO↓3を化学量論比で5〜15%過剰に含む混合物をLiNO↓3が融解する温度で加熱して岩塩型リチウムフェライトを得る、岩塩型リチウムフェライトの製造方法である。柱状結晶のα−Fe↓2O↓3が柱状結晶のα−FeOOHを熱分解して得たものであり、結晶の大きさが1ミクロン以下である。格子定数は4.158Åである。CO↓2吸収率12%(重量増加率3%)でCO↓2ガスを吸収反応させた後にも構造相転移しない岩塩型リチウムフェライトである。100mL/minでCO↓2ガスを流通させながら、10℃/minで昇温して室温から500℃の温度でCO↓2を吸収反応させたときの325℃でのCO↓2吸収率が1%以上(重量増加率が0.25%以上)であり、450℃でのCO↓2吸収率が4%以上(重量増加率が1%以上)である。炭酸ガスを含む気体にこの岩塩型リチウムフェライトを含有する炭酸ガス吸収材を接触させて、炭酸ガスを含む気体中の炭酸ガスと選択的に反応させる炭酸ガス吸収方法である。 |
実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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