出願番号 |
特願2008-135409 |
出願日 |
2008/5/23 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2009-279535 |
公開日 |
2009/12/3 |
登録番号 |
特許第5218895号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
炭酸塩スケール障害を発生させない温泉水又は地熱水の輸送方法及び装置 |
技術分野 |
輸送、生活・文化 |
機能 |
その他 |
適用製品 |
炭酸塩スケール障害を発生させない温泉水又は地熱水の輸送装置 |
目的 |
温泉水又は地熱水の多段的利用において、後の他者の利用設備に迷惑とならず、炭酸塩スケール障害を発生させずに、炭酸カルシウムに対して過飽和状態の温泉水又は地熱水を輸送する方法及び装置を提供すtる。 |
効果 |
炭酸塩スケールが発生しないように炭酸ガスを添加することは、他のスケール抑制剤の添加のように温水の泉質を変化させるものでなく、湧出時と同じ泉質の温水を次の利用設備へ提供するものと看做すことができ、温水の多段的利用として好ましい方法である。 |
技術概要
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炭酸カルシウムが過飽和状態にある温泉水又は地熱水に、炭酸ガスを加圧注入することで、炭酸カルシウムの溶解度を上昇させて、炭酸カルシウムの析出を抑制し、かつ、懸濁浮遊している炭酸カルシウムを溶解し、次に、炭酸ガス分圧を保持して温泉水又は地熱水を炭酸カルシウムに不飽和状態にしたまま、冷却しつつ輸送した後、減圧し、当初に含まれていたのと同量の炭酸カルシウム成分を溶解して含有する状態の温泉水又は地熱水を得る。温泉水又は地熱水の輸送装置は、坑口又は湧出口1に接続された炭酸カルシウムに対し過飽和状態の温水を輸送する輸送管2、輸送管に接続した温水を加圧送水する装置3とこれに接続した輸送管4である。炭酸ガスを加圧注入する装置5が接続され、温水をその炭酸ガス分圧を保持して炭酸カルシウム成分を不飽和状態にしたまま冷却しつつ輸送する輸送管4、輸送管に接続された自然放熱又は熱交換等の冷却手段6、冷却手段に接続された冷却後の温水を輸送する輸送管7、温水を減圧する手段8、及び減圧手段に接続された当初の炭酸カルシウム成分と同量の炭酸カルシウムを溶解して含有する温水を輸送する輸送管9により構成する。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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