ガス分離精製ならびに回収方法及びその装置

開放特許情報番号
L2008004358
開放特許情報登録日
2008/8/15
最新更新日
2015/9/21

基本情報

出願番号 特願2008-119322
出願日 2008/4/30
出願人 独立行政法人産業技術総合研究所
公開番号 特開2008-296211
公開日 2008/12/11
登録番号 特許第5311543号
特許権者 国立研究開発法人産業技術総合研究所
発明の名称 ガス分離精製ならびに回収方法及びその装置
技術分野 その他
機能 その他
適用製品 ガス分離精製ならびに回収装置
目的 流通式ガス分離精製装置を用いて、酸性ガス及び非酸性ガスを含む混合ガスをイオン液体からなる吸収液に接触させることにより、酸性ガス、非酸性ガスを回収するとともに、吸収液を再生することからなる特定のガス分離系によるガスの精製方法及びその装置を提供する。
効果 燃焼排ガスなどの混合ガスから酸性ガス成分を効率よく分離回収し、必要なエネルギー及びコストの低減化を図り、また、非酸性ガス成分を含んだ混合ガスから酸性ガス成分を分離し、高純度の水素ガスに精製して供給することができる。
技術概要
酸性ガス及び非酸性ガスを含む混合ガスとイオン液体からなる吸収液とを、所定の温度に維持した混合器に所定の圧力で供給し、吸収液に混合ガスを接触させることにより、混合ガスから酸性ガスを吸収させる工程、及び、混合器から排出された吸収液と酸性ガスが取り除かれた非酸性ガスとを、所定の温度に維持した気液分離器に送り込み、非酸性ガスを所定の圧力で回収する工程、を含むガスの精製方法、及びその装置である。更に、気液分離器から酸性ガスを含んだ吸収液を回収する工程、及び、回収された酸性ガスを含んだ吸収液を、所定の温度に維持した第2の気液分離器に送り込み、酸性ガスを所定の圧力で回収するとともに、吸収液を再生する工程、を含む。吸収液は、陽イオン及び陰イオンからなるイオン液体であり、陽イオンは、アルキルアンモニウム、アルキルピリジニウム等であり、また、陰イオンは、PF↓6↑−、BF↓4↑−、CF↓3SO↓3↑−等である。図は、非酸性ガス、酸性ガスの回収及び再生された吸収液を吸収液タンクに供給するガスの分離精製装置を示す。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【 】
改善効果1 流通式ガス分離精製装置を用いて連続プロセスでイオン液体による物理吸収を原理とするガス分離精製方法を提供できる。二酸化炭素を高圧状態で回収することができ、貯留、隔離の際の圧縮エネルギーを軽減できる。化学吸収法と比べて、分離・回収におけるエネルギー消費量を50%以下に削減できる。
改善効果2 水素を含んだ混合ガスの精製プロセスでは、水素分圧を低下させること無く、二酸化炭素などの酸性ガスだけを選択的に吸収して取り除くことが可能である。高圧条件では、水素精製と圧縮を同時に行うことが可能である。
改善効果3 この流通式ガス分離手段を用いることにより、粘性率が高く、ガス吸収速度が著しく小さいために、従来法では利用することが困難であったイオン液体によるガスの分離精製技術を構築し、提供することが実現できる。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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