出願番号 |
特願2008-111521 |
出願日 |
2008/4/22 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2009-262009 |
公開日 |
2009/11/12 |
登録番号 |
特許第5311376号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
非磁性金属の識別方法 |
技術分野 |
電気・電子、金属材料 |
機能 |
検査・検出、環境・リサイクル対策 |
適用製品 |
非磁性金属の識別回収装置 |
目的 |
従来困難とされてきた銅、アルミニウム、マグネシウム等の比較的大きな形状の破砕片に対してその材質を自動的に識別しその結果に基づいて識別すること、ならびに、アルミニウム合金破砕片に対して展伸材と鋳造材に由来するものを自動的に識別しその結果に基づいて識別することが可能な簡素かつ高性能な自動識別装置の提供を目的とする。 |
効果 |
効率的な識別が困難であった20〜200mmの比較的大きな形状を持つ銅、アルミニウム、マグネシウム等の金属破砕片を低コストで材質ごとに識別することができる。 アルミニウム合金に対して、破砕片の形態の違いによって展伸材に由来するものと鋳造材に由来するものとを低コストで識別することができる。破砕片の汚れや塗装の影響を受けずに破砕片を識別できる。 |
技術概要
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非磁性金属の識別回収装置は、非磁性金属の破砕片を搬送するベルトコンベア上に供給装置、重量計、レーザー3次元計測器、及び分別回収機構を備える。制御装置はこれらの動作の統括制御を行い、材質毎に識別して、回収する。 この非磁性金属破砕片の材質や形状の自動識別は、非磁性金属の破砕片の重量と1台のレーザー3次元計測器による測定によって得られる破砕片の立体形状情報を用いた演算処理工程の結果に基づいて行われる。 演算処理工程では、破砕片の見掛け密度、体積、面積、縦長、横長、最大高、及び重心点高の変数を用いて判別関数の値を算出し、この値と予め設定した閾値とを比較することにより行われる。判別関数と閾値については、あらかじめ破砕片の変数に関する測定データを見掛け密度の大きさ別にグループ分けしたデータベースを作成し、このグループごとに多変量解析を行うことによって決定する。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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