出願番号 |
特願2008-102146 |
出願日 |
2008/4/10 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2009-249717 |
公開日 |
2009/10/29 |
登録番号 |
特許第5252484号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
Fe−Mo二元系合金およびその合金被膜 |
技術分野 |
金属材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
Fe−Mo二元系合金、合金被膜 |
目的 |
Fe−Mo二元系平衡状態図ではみられない準安定相ではあるが、Fe↓7Mo↓6と組成が同じであり、かつFeやMoと同じく体心立方構造を持つことで、高靭性かつ塑性変形しやいなどの加工性の改善が期待される新規なFe−Mo二元系合金、およびその合金を含有する合金被膜の提供。 |
効果 |
この技術の新規なFe−Mo二元系合金は、低摩擦・高耐摩耗特性を有し、しかも高靭性のFeやMoと同じ体心立方構造を示し、従来の同組成である脆いFe↓7Mo↓6金属間化合物基合金に比べて、高靭性であり、加工性もFe↓7Mo↓6金属間化合物基合金に比べて良好なものとなる。また、本発明のFe−Mo二元系合金は、これを1000℃以上1370℃以下で熱処理することにより耐摩耗性に優れたFe↓7Mo↓6基合金に簡単に変換することができる。 |
技術概要
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この技術では、組成がFe:54〜61原子%、Mo:46〜39原子%であり、金属相が体心立方構造を持つFe−Mo二元系固溶体単相からなるFe−Mo二元系合金を提供する。このようなFe−Mo二元系合金を組成がFe:54〜61原子%、Mo:46〜39原子%であるFe↓7Mo↓6合金粉末をその融点以上に加熱し、ついでその融解粒子を基板表面に溶射することによって製造する。この製造方法においては、基板表面を500℃以下に保持する。また、加熱・溶射はプラズマにより行う。また、このようなFe−Mo二元系合金を含有する合金被膜を提供する。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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