出願番号 |
特願2008-087326 |
出願日 |
2008/3/28 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2009-244931 |
公開日 |
2009/10/22 |
登録番号 |
特許第4953387号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
電子入力装置 |
技術分野 |
電気・電子、情報・通信 |
機能 |
機械・部品の製造 |
適用製品 |
電子入力装置 |
目的 |
簡易な構造で、耐久性や電磁的ノイズ、分解能の問題を解決でき、かつ、接触力の検出をも可能とする電子入力装置を実現する。 |
効果 |
描画用基板の描画面に細い先端を持つペンなどの描画具を用いて文字や図形を描画すると、出力用応力発光層では描画具との接触位置に応じた応力発光を行う部位が描画の進行に伴って移動する。これをCCDカメラなどのイメージセンサによって撮像し、出力することで、手書きによる描画入力情報を電子情報としてコンピューターなどに入力することができる。従来方式に比較して非常に単純な構造となるうえ、耐久性の向上、耐ノイズ性の向上、同時多点接触への対応、分解能への制約の緩和などの効果を奏する。 |
技術概要
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電子入力装置の概略構成を図1に示す。電子入力装置では、描画用基板1の背面側にイメージセンサ2が配置される。すなわち、入力者の描画によって生じた応力発光層7の応力発光は、イメージセンサ2によって検出される。イメージセンサ2で検出した応力発光の信号は、画像信号変換ボードなどを介してコンピュータ3に入力される。コンピュータ3では応力発光のピーク値の保持、積分、外乱光などの雑音除去の処理を行い、描画画像を構成する。図2に示される描画用基板1は、薄板6の裏面(入力が描画を行なう描画面と反対側の面)に応力発光層7が形成されて構成されてなる。応力発光層7は応力発光体の微粒子を含むものであり、応力発光体の微粒子と透明樹脂とを混合したものを薄板6に塗布やスプレーによる吹きつけなどの方法によって形成することができる。また、描画を行う際には筆圧が描画面に作用するので、そのままでは薄板6がたわんでしまい、描画しにくくなる。そこで、図3に示すように、応力発光層7の下に支持基板8を設置することにより機械的なたわみを防止することができる。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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