出願番号 |
特願2008-086903 |
出願日 |
2008/3/28 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2008-303209 |
公開日 |
2008/12/18 |
登録番号 |
特許第5360794号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
糖アルコールエステル又はエーテル、コレステリック液晶添加剤、液晶組成物及び表示素子 |
技術分野 |
化学・薬品、電気・電子 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
糖アルコールエステル又はエーテル、コレステリック液晶添加剤、液晶組成物及び表示素子 |
目的 |
オリゴマー型添加剤に代わる新規な添加剤であって母体の液晶中に均一な添加剤を均一に分子分散された状態でスメクチック層構造と類似の構造を保持することが可能であり、コレステリックピッチを大きくシフトさせ、記録像固定化後は室温以上で安定であり、赤外域から青〜赤まで色制御が可能で、収率よくまた再現性よく合成できる新規な添加剤を提供する。 |
効果 |
新規な糖アルコールエステル又はエーテルを得ることができる。この新規な糖アルコールエステル又はエーテルをコレステリック液晶相に添加することにより、従来のオリゴマー型添加剤を添加して得られる液晶混合物の場合と比較すると、均一な添加剤を均一な状態に分散させることができるので安定で再現性のある液晶組成物を形成することができる。用いる添加剤の製造に際して重合反応を用いることがないので、従来のオリゴマー添加剤が有している問題点を解消することができる。 |
技術概要
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式1及び式2(図1)で示される糖アルコールエステル又はエーテルである。式2で示される式中、Aは炭素数1から15の脂肪族基、B及びCはエステル、エーテル、メチレン基から選ばれる基、又はA−B−で1つの水素基若しくはメチル基から選ばれる基、Dは炭素数2から16の2価の飽和炭化水素基、Eはカルボニル基、メチレン基、オキシカルボニルエチレンカルボニル基から選ばれる基、nは1〜6の整数を示す。式1で示される糖アルコールエステル又はエーテルのn+2個のR基のうち、1〜n+1個の基を、式3(図2)の基で置換されている糖アルコールエステル又はエーテルである。式3中、Fは水素基、コレステリルオキシカルボニル基から選ばれる基、Gは炭素数1から15の2価の飽和炭化水素基、Hはカルボニル基、メチレン基、オキシカルボニルエチレンカルボニル基から選ばれる基を表す。また、このコレステリック液晶にコレステリック液晶用添加剤を含むコレステリック液晶組成物である。また、コレステリック液晶組成物又は記録媒体を、少なくとも一枚は透明である2枚の基板で挟みこんで形成されている表示素子である。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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