出願番号 |
特願2008-086559 |
出願日 |
2008/3/28 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2008-274247 |
公開日 |
2008/11/13 |
登録番号 |
特許第5206947号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
微細繊維状セルロース系物質及びその製造方法 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
ヘミセルロース、リグニン、加水分解、糖化反応 |
目的 |
加水分解により、高収率で糖を製造することができる微細繊維状セルロース系物質、並びに、微細繊維状セルロース系物質の製造方法、及び、微細繊維状セルロース系物質を用いた糖の製造方法の提供。 |
効果 |
この微細繊維状セルロース系物質においては、セルロース系物質を幅が1μm以下、長さが5000μm以下とすることにより、加水分解(糖化反応)速度が向上し、得られる糖の収率が向上する。 |
技術概要
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この技術において、セルロースは生体内で生合成直後にその分子鎖が規則正しく自己集合して数ナノメートル幅の結晶性のセルロースミクロフィブリルを形成しており、非晶性のヘミセルロース及びリグニンと共に集合して繊維状となっていること、また、セルロースミクロフィブリルは特定の方向に規則的に並び、細胞壁を形成しており、ヘミセルロース及びリグニンは、セルロースミクロフィブリルの周囲を覆い、又は、セルロースミクロフィブリル間を充填し、接着剤の役割を果たしているこれらの事実を踏まえ、更に鋭意検討の結果、セルロース系物質を幅が1μm以下、長さが5000μm以下の微細繊維状とすることにより、本技術を完成させるに至った。すなわち、本技術は、セルロース、ヘミセルロース及びリグニンを含む微細繊維状セルロース系物質であって、幅が1μm以下、長さが5000μm以下であり、加水分解による糖化反応に用いられる微細繊維状セルロース系物質に存する。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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