出願番号 |
特願2008-053998 |
出願日 |
2008/3/4 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2009-210435 |
公開日 |
2009/9/17 |
登録番号 |
特許第5051773号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
三重管構造を有するネブライザーとそれを用いた分析システム |
技術分野 |
化学・薬品、電気・電子 |
機能 |
検査・検出、機械・部品の製造 |
適用製品 |
分析装置、分光分析装置 |
目的 |
この発明は、プラズマ分光分析装置用のネブライザーに関するもので、同軸型ネプライザーにおける、細管の振動による噴霧の不安定、困難な先端位置の制御、或いは細管の取替不可等の問題を解決したネプライザーを提供する。 |
効果 |
この発明によれば、少量の試料を希釈せずに吐出、噴霧できる。細管内で気泡を発生させることなく電気泳動することが可能である。ネプライザーと物質分離装置と圧力損失無しに接続することが可能である。細管の位置を任意に調整することができ、噴霧最適位置に調整可能である。補助液体、気体流量を少なくすることができるため、検出結果のバックノイズを低減でき、検出感度を向上させることができる等の特徴を有するものである。 |
技術概要
 |
プラズマ分光分析装置用の微小量試料導入ネブライザー(噴霧器)は、同軸ネブライザーが用いられており、試料送液管の内径を細くした試料送液キャピラリー管が最も一般的に利用されている。しかし、試料送液速度がμL/min以下に対応するキャピラリーガラス管は、噴霧ガスによって細かく振動するためネブライザー先端位置を固定することが極めて難しい。また、同軸以外のネブライザーでは複雑な調整作業が必要になると言う難点があった。 この発明は、二重管構造を有する同軸型ネブライザーにおいて、細管(キャピラリー)を内挿した三重管構造を採用したものである。 この発明の三重管構造のネブライザーは、キャピラリーの内挿位置を任意に制御できる機能を有する。キャピラリーを任意に取り外しまたは交換可能な機能を有している。キャピラリーと他のキャピラリーとの接続を可能とするユニオンコネクターを有している。キャピラリーが、キャピラリー電気泳動装置に接続でき、電荷を加える電極と導入補助用液体を導入することのできるクロスコネクターを有するなどの多くの特徴を有するものである。 |
イメージ図 |
|
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
|
特許権実施許諾 |
【可】
|