水素貯蔵合金

開放特許情報番号
L2008004257
開放特許情報登録日
2008/8/15
最新更新日
2015/9/21

基本情報

出願番号 特願2008-051870
出願日 2008/3/3
出願人 独立行政法人産業技術総合研究所
公開番号 特開2009-209396
公開日 2009/9/17
登録番号 特許第5229875号
特許権者 国立研究開発法人産業技術総合研究所
発明の名称 水素貯蔵合金
技術分野 金属材料、電気・電子、輸送
機能 材料・素材の製造、環境・リサイクル対策
適用製品 水素貯蔵合金、燃料電池車の水素貯蔵システム、C14型ラーベス構造水素貯蔵合金
目的 水素エネルギーの主たる用途は燃料電池車の燃料で、その水素貯蔵材料の吸蔵量の目標値は5.5質量%に、また合金の水素の吸蔵・放出は150℃以下と目標設定されている。ところが、現状は、水素貯蔵合金の水素貯蔵量が低かったり、高い水素貯蔵量を示すC14型ラーベス構造貯蔵合金は水素の吸蔵に40℃以上の温度を必要としたり水素吸蔵の際にC14型ラーベス構造が分解したりといった問題がある。そこで、氷点下を含む広い低温度範囲で水素吸蔵量が著しく高められ、水素吸蔵量の目標値をクリアーし得るC14型ラーベス構造の新規な水素貯蔵合金を提供する。
効果 この水素貯蔵合金は、従来のものに比べて、軽量でありながら、水素吸蔵量が著しく高められ、合金の水素吸蔵により新規の金属水素化物を生成するものである。さらに、氷点下を含む低温度範囲においても、水素吸蔵量は新エネルギー・産業技術総合開発機構が定める目標値に匹敵もしくはこれを凌ぐことから、高容量水素貯蔵システムに用いられることが期待される。特に、この合金は、燃料電池車の航続距離をガソリン車並に延伸できる可能性を秘めており、従来の合金に替わり得る高容量水素貯蔵合金としての用途および応用が期待される。
技術概要
この水素貯蔵合金は、組成が一般式CaLi↓2↓-↓xMg↓x (0<x<2)で表され、C14型ラーベス構造をもつものである。この水素貯蔵合金は、水素の吸蔵により複数の金属水素化物に分解することなく、C14型ラーベス構造を保持してCaLi↓2↓-↓xMg↓xH↓y (0<x<2, 0<y≦4)金属水素化物を形成する。ここで、C14型ラーベス構造とは、原子AおよびB(原子径rはr↓A>r↓B)から成りAB↓2の組成式で表される一群の金属間化合物がもつ構造のうち、MgZn↓2型の総称で表される六方晶である。この水素貯蔵合金は、低温度範囲においてもその水素吸蔵特性が優れたものであり、例えば、−30〜40℃、好ましくは−5〜25℃の下でも水素を効率よく吸蔵することができる。また、広い水素圧力範囲において水素を吸蔵することができ、例えば、水素圧力0.1〜35MPa、好ましくは0.1〜10MPaの下で水素を効率的に吸蔵することができる。組成式において、x は0<x<2の値を採る。xがこの値の範囲であると、CaLi↓2↓-↓xMg↓x合金は複数の金属水素化物に分解せずに、従来公知のCa系水素貯蔵合金の水素吸蔵量に匹敵あるいはこれを凌ぐ4質量%以上の水素を吸蔵し、水素貯蔵合金としての特性が向上する。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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