出願番号 |
特願2006-067341 |
出願日 |
2006/3/13 |
出願人 |
国立大学法人信州大学 |
公開番号 |
特開2007-236859 |
公開日 |
2007/9/20 |
登録番号 |
特許第4487074号 |
特許権者 |
国立大学法人信州大学 |
発明の名称 |
耳温測定による分娩監視装置 |
技術分野 |
生活・文化 |
機能 |
検査・検出 |
適用製品 |
飼育者、獣医師、動物の分娩開始時期 |
目的 |
動物の分娩予兆や分娩直前を、動物から離れた場所で待機する者へ正確かつ確実に通報でき、しかも分娩前後の動物母体や胎子の安全を確保できる簡便な分娩監視装置の提供。 |
効果 |
本技術の分娩監視装置は、分娩を監視すべき動物母体に小さな温度センサや発振器・受信器を取り付けるものであるから、母体や胎子を傷つけず、動物に拘束や苦痛を与えない。しかも温度センサや発振器・受信器を殺菌消毒する必要がないから簡便であり、獣医師等の資格がなくてもこの装置を取り付けできる。 |
技術概要
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この技術では、リード線の先端の温度センサを、動物母体の外耳に挿入する。温度センサを、外耳と中耳との間にある鼓膜近傍に設置する。耳から導出し途中がカールコードのように伸縮可能なリード線に余裕を持たせつつ、回路ボックスが収められたバッグを、動物母体の背にベルトで固定して取り付ける。タイマーの指示に応じ所定の時間毎例えば1時間毎に、温度センサのサーミスタ電気抵抗値を測定し、それの出力を検温回路でアナログ−デジタル変換することにより、耳温である鼓膜温を検知する。鼓膜温は、一般に妊娠前よりも分娩の数日前の方が高く、また朝方よりも夕方の方が若干高く、摂食や気温等に応じ多少の変動域を有するが、分娩の数〜2日前の平時での鼓膜温の1日毎の変動パターンは、略同じである。鼓膜温は、動物種や個体によって多少異なるが、動物が雌牛であれば、鼓膜温が、分娩の12〜36時間前、概ね24時間前から分娩迄の間、この平時の鼓膜温の変動域よりも、0.3〜1℃程度、平均0.5℃程度低下する。なお雌馬であれば、平均1℃程度低下する。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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