炎症反応に関連した酸化的損傷のマーカー及びその利用

開放特許情報番号
L2008003615
開放特許情報登録日
2008/7/18
最新更新日
2020/10/21

基本情報

出願番号 特願2005-281642
出願日 2005/9/28
出願人 国立大学法人名古屋大学
公開番号 特開2007-091622
公開日 2007/4/12
登録番号 特許第5055537号
特許権者 国立大学法人東海国立大学機構
発明の名称 炎症反応に関連した酸化的損傷のマーカー及びその利用
技術分野 その他
機能 材料・素材の製造、検査・検出
適用製品 炎症反応に関連した酸化的損傷のマーカー
目的 炎症反応の程度を検知するのに適したマーカー及びこのマーカーを利用した診断方法、抗体及びスクリーニング方法を提供する。また、炎症反応による酸化的損傷の程度を検知するのに適したマーカー、マーカーを利用した診断方法、マーカーに特異的な抗体、及びマーカーを利用したスクリーニング方法を提供する。
効果 この測定方法は、8−BrdGを感度よく定量できるため、炎症反応の際の酸化ストレス及び酸化ストレスに基づくDNA損傷に関する研究用途、炎症反応の程度の判定、炎症反応によるDNA損傷の程度の判定などの酸化的損傷程度の判定、及びこうしたDNA損傷が関連する疾患の診断等に用いることができる。さらに、酸化的損傷の程度を判定することで、個体のエージング状態を診断し、酸化的損傷の生じている生理的状態を改善し又は予防するアンチエージング的な措置や治療が可能となる。
技術概要
8−ブロモデオキシグアノシン(8−BrdG)を特異的に認識する抗体が提供される。この抗体は、モノクローナル抗体であることが好ましい。さらに、この抗体を備える、8−ブロモデオキシグアノシン量の測定キットが提供される。この測定キットは、動物から採取される被験試料中の8−ブロモデオキシグアノシン量を測定することにより動物における炎症反応の程度を判定するためのキットであることが好ましい。8−BrdGは、ヌクレオシド誘導体の一部又は全部であって、式(図1)で表される。式中、X↑1は、水素原子、3’→5’ホスホジエステル結合で連結される1又は2以上のヌクレオチド残基のC5位リン酸モノエステル基のリン原子を表し、X↑2は、水素原子、一リン酸エステル基、二リン酸エステル基若しくは三リン酸エステル基又は3’→5’ホスホジエステル結合で連結される1又は2以上のヌクレオチド残基のC3位のリン酸モノエステル基のリン原子を表す。ただし、X↑1が3’→5’ホスホジエステル結合で連結される1又は2以上のヌクレオチド残基のC5位リン酸モノエステル基のリン原子であるとき、X↑2は、一リン酸エステル基を表す。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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